ライター : cestalavie

ワイン初心者さんにもおすすめ!赤ワインの奥深さを味わう

そもそも赤ワインってどんなワイン?

ワインの中でも「赤ワイン」は鮮やかなボールドの色をしています。赤ワインの作り方を簡単にお話しすると、黒ブドウと呼ばれる品種のぶどうを収穫して選別され、皮や種も一緒に粉砕し、発酵させます。その後圧縮してさらに熟成させて作ります。この時、皮の色素が移ってワインの色が赤くなるのです。 皮や種を取り除いて粉砕、発酵させる「白ワイン」とはこの部分が違い、発酵温度も白ワインより赤ワインの方が高いとされています。また、同じ赤ワインでもブドウの品種によって香りや味が変わってきます。

赤ワインの味わいの特徴

赤ワインの「味」はどうなのでしょうか。赤ワインは皮や種も一緒に粉砕して熟成するので、渋みが強くアルコール度数も高めです。皮や種を取り除いて作られる白ワインと比べて苦味や酸味も強いとされています。 この味わいの違いは、一緒に食べる料理にも関係してきます。例えば白ワインはそのすっきりとした味わいが淡白な魚料理によく合います。赤ワインは苦みや酸味があるので、淡白な料理と合わせると赤ワインの味に押されてしまいます。そのため、旨味やコク、甘みの多いお肉料理に合わせると、赤ワインによって全体的な料理のバランスがよくなります。

ブドウの品種にあわせて赤ワインを選ぶ

王道のカベルネ・ソーヴィニョン

カベルネ・ソーヴィニョンは「ワインの女王」と呼ばれるほど、世界で人気の高いワインです。濃い赤色をしていて熟成が進むとその濃さが増していきます。香りはミントのようなスーッとした爽やかさがあります。渋みや凝縮した味わいのため、あっさりと飲みたいシーンには白ワインの方が向いています。 原料のブドウの果皮が厚くその分渋みのもととなるタンニンが多く含まれます。そのため、渋みがしっかりと感じられ、どっしりとして凝縮された味わいが魅力のワインです。お肉料理によく合い、迷ったときにはとりあえず選ぶと失敗のないワインです。

飲みやすい香り豊かなメルロー

メルローは、世界でカベルネ・ソーヴィニョンに次ぐ生産量を誇ります。同じボルドーワインのカベルネ・ソーヴィニョンと比べると、色は若干薄めの朱色で、香りはブラックチェリーやプルーンのような熟した果実のような香りとチョコレートのような甘い香りがします。 味わいは、カベルネ・ソーヴィニョンより渋みが少なくまろやかで芳醇です。メルローは単体でも作られますが、カベルネ・ソーヴィニョンやカベルネ・フランとブレンドされて作られることもあります。
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