目次
小見出しも全て表示
閉じる
よく聞くけど、マリネとはどんな料理?
料理で使われる言葉「マリネ」とは、マリネ液と呼ばれるつけ汁を作り、そこへ食材を漬ける調理や料理法のことです。マリネ液に漬けて食材をやわらかくしたり、風味をつけるための下ごしらえとしての調理法ですが、漬けたものをそのまま食べることもよくあります。
マリネの語源はフランス語のマリン(海)から来ていて、本来は塩水に食材を漬けた料理法がはじまりだともいわれます。そこへハーブや香辛料を加えたものから、やがてつけ汁がレモン汁に酢、ワインや油に変わり、いまではいろんな調味料を加えたマリネがあります。
マリネに適した食材と調理法
ヨーロッパでは古くから生のニシンの酢漬けが好んで食べられてきましたが、これも酢ベースのマリネといえますね。また生玉ねぎのような辛味のある野菜をまろやかにするためにマリネしたり、赤身の薄切り肉を生で食べるためにマリネする調理法もあったりします。
日本ではスモークサーモンと野菜の即席マリネが人気メニューですし、アジの南蛮漬けもマリネの一種です。またお肉をワインのマリネ液に漬けて、やわらかくして風味よく焼いたりもします。このようにどんな食材でもマリネできますし、調理法も難しくありません。
マリネとカルパッチョとの違いは?
すでに述べましたようにマリネは調理法を表す言葉です。一方、カルパッチョは料理名・メニュー名のこと。「鯛の切り身をマリネしてカルパッチョにする」と書けば分かりやすいですね♪
カルパッチョとは生の牛ヒレ肉を薄切りにして、その上からソースやチーズをかけたイタリアの料理名で、本来は肉料理のこと。鯛やサーモンのカルパッチョというと、イタリアの魚介料理と思われがちですが、じつは日本で生まれた和製イタリアンなんです。
いまでは世界的に知られるようになったお刺身のおかげで、本場イタリアでもカルパッチョに魚の名前をつけることで、鮮魚のメニューとして認知されるようになり人気となっていますよ。
なんでもOK!マリネのレシピ3選
1. スモークサーモンと野菜のマリネ
スモークサーモンの豊かな旨味と大根のシャキシャキとした食感が楽しいマリネです。粒マスタードが効いた爽やかなドレッシングが、素材の味を一層引き立てます。見た目も華やかなので、食卓がパッと明るくなりますよ。
2. カボチャのにんにく風味マリネ
玉ねぎや大根など辛味のある野菜のマリネは定番ですが、ホクホクした甘さのカボチャのマリネは珍しいですね!カボチャと玉ねぎには火が通っていますので、そんなに長くマリネ液に漬ける必要はありません。味がなじむ程度で十分においしいですし、にんにく風味が意外とカボチャに合います。
食材の特徴をつかんで上手にマリネ♪
新鮮な食材はできるだけ手を加えずに、シンプルな味でいただくのが一番おいしいですよね。でもその日のうちに食べきれず残ってしまうことも多いもの。冷蔵庫に入れておいたお刺身なんて、次の日にそのまま食べるのは少し抵抗があるし……。
そんなときこそマリネしておいしくいただいたり、数日間の保存のためにマリネしたりもできますよ。酢や油、お酒などのマリネも工夫次第で幅広い調理法になりますので、上手に利用してください♪
▼ほかにも似ている料理のアレコレ
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。
料理の違いの人気ランキング
