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かぶせて放置がイマドキ調理
手持ちの鍋が保温調理器具に?帽子をかぶせて放置するだけで、じっくり味が染み込んだ料理ができあがる?そんな嘘みたいな本当の話、「鍋帽子」と称されるグッズがあれば可能なんです。
昔、おばあちゃんが土鍋でおでんを作りバスタオルで巻いて放置したりしていませんでしたか?ルーツは様々ですが、熱を逃がさない保温調理という基本原理は同じです。ここでは、便利グッズ「鍋帽子」について詳しく見ていきます。買うのはちょっと……と躊躇されている方には鍋帽子の作り方までご紹介!イマドキの調理テクニック、スローライフのお供に是非お役立てください。
鍋帽子って?
鍋帽子は、読んで字のごとく「鍋にかぶせる帽子」という意味です。分厚い綿入りの素材で、形はドーム型。鍋にフィットするように丸みをおびているので、熱を持った鍋にスポッと上からかぶせられるようになっています。
用途は、コトコト時間をかけて作る煮込み料理がおすすめです。上手に使いこなせば夏場に麺をゆでる際にも使えるんですよ。使い方は、通常の料理をするように鍋で食材を炒め調味料と水で煮込みます。ポイントはその煮込み時間!たったの数分煮込んだら、火からおろしてこの鍋帽子をかぶせ放置するだけ。保温力にすぐれ、食材にじわじわと火が通り、そのまま冷えますのでグッと味が染み込みます。吹きこぼれの心配もなくなり時間が有効利用できるのも人気の秘密です。
鍋帽子には正規品と類似品がある!?
実は鍋帽子、何となく親しみやすい見かけに反し「公益財団法人全国友の会振興財団」が商標登録している特別なグッズなんです。友の会といえば、さまざまな年代の会員が集まって衣食住や子どものことについて学ぶ活動をしています。そんな社会活動をする中で20年ほど前に生み出されたのが、この鍋帽子。ネット通販や店頭販売はしておらず、入手ルートは、全国友の会振興財団へ問い合わせのみです。勝手に名前を使って販売されているものは類似品ということになりますのでご注意ください。
どうやったら手に入るの?
正規品の鍋帽子は、公益財団法人全国友の会振興財団が販売しているもの。直接メールで問い合わせをして注文することになります。ホームページ上でも大々的に販売しているわけでもありません。また工場での大量生産ではないので、注文後、到着まではしばらく時間がかかることもあります。急ぎの場合は、手作りもおすすめですよ。
自分でも作れる!鍋帽子
お手持ちの鍋に合わせて、オリジナル鍋帽子作ってみませんか?用意するものは、綿の生地とクッション性のある中綿のみ。インテリアに合わせて生地を選ぶのも良いですが、エコ生活を目指し生地は古着を再利用、中綿も古毛布や古セーターのリサイクルで作ることもできますよ。
作り方は簡単!鍋の大きさに合わせて型紙を作ったら、生地をカットし帽子状になるようにつなぎ合わせていきます。同じものを2つ作り、間に中綿を入れたら形を整え底辺を縫い合わせ完成です。
本を見て作ってみよう!
婦人の友社は「魔法の鍋帽子」という書籍を出版しています。この本には、鍋帽子を使ったレシピがたくさん掲載されており、また鍋帽子そのものの作り方や型紙も一緒に購入することができます。鍋帽子初心者さんにも、また日頃から愛用している方のハンドブックとしてもお勧めの一冊です。生活に則した実用的な使い方、また衣食住を愛する婦人の友社の考えがしっかりと反映されており、読むと今あるものを大切に、丁寧な暮らしがしたくなりますよ。
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