ライター : 伊藤 千亜紀

フードアナリスト

プロセスチーズとナチュラルチーズの違いって何?

プロセスチーズもナチュラルチーズもスーパーでよく見かけますよね。どちらも多くの方々が手に取って食べたことあるはずです。 ですが、プロセスチーズとナチュラルチーズの違いをご存知ですか?具体的にはどんな違いがあるのかについて、お話します。 またチーズの様々な種類に関してもご紹介しますので、今後のチーズ選びの参考にしてみて下さいね。

プロセスチーズとは

原料

プロセスチーズの原料はナチュラルチーズです。数種類のナチュラルチーズを使用して加工したチーズをプロセスチーズといいます。ナチュラルチーズを細かくしたものを加熱、溶けたものを熱いうちに型に入れて固めます。 一度加熱することによって食感が強くなり、乳酸菌は死滅しているため自然に熟成するようなことはありません。プロセスチーズは日持ちするのも大きな特徴です。

おもな種類

プロセスチーズの主な種類としては、市販されているスライスチーズや6ピース入りのチーズがありますね。ナチュラルチーズを原料とし、加熱して加工したものは、プロセスチーズの種類に入ります。

100gあたりのカロリー

商品によっても前後しますが、プロセスチーズはスライス1枚あたりおよそ61kcal です。100gあたりに換算すると339kcal 。ナチュラルチーズの平均カロリーに比べると、ややカロリーは高めです。

ナチュラルチーズとは

ナチュラルチーズは、生乳などを乳酸菌や生乳を固めるための酵素で凝固させ、ホエイ(乳清)の一部を取り除き作ります。これを熟成させたものも、ナチュラルチーズです。ナチュラルチーズには、このように熟成タイプと非熟成タイプがあります。 原料や加工の違いにより、世界には1000種類以上のナチュラルチーズがあるといいます。ナチュラルチーズはプロセスチーズに比べとても柔らかい特徴を持ち、味わいもクリーミーです。熟成させることにより、味わいに深みが増し、香りも変化するのが特徴です
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