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150余年を誇る東京・麻布十番の豆菓子専門店
この記事は、三越伊勢丹が運営する、食メディア「FOODIE」の提供でお送りします。
<豆源>本店は、江戸時代から店を構えている東京・麻布十番きっての老舗。店に近づくにつれて食欲をそそる香りが漂ってきます。その香りの正体こそ、店先で実演販売されている揚げたての「塩おかき」。本店を訪れた人だけがアツアツを食べられる、人気商品なんです。
揚げたてのおかきは、驚くほど軽くて香ばしい!
目の前で次々と揚がっていく黄金色のおかきは、アツアツのうちに塩をふり、すぐに袋詰めされて店頭に並びます。まさに揚げたばかりのおかきを頬張ってみると……、驚くほどサックサク!塩加減もほどよく、お米の香ばしさと甘さが口いっぱいに広がります。
意外にも油っぽさがまったくなく、さっぱりしていることにもビックリ。ひとつ、またひとつとおかきを食べる手が止まりません!
原料のもち米は、ついてから手作業で天日干しに
「おかきの原材料は魚沼産のこがねもちというもち米。もちにして食べるだけでも十分に美味しい、自慢のもち米なんです。このもち米を自社でついてもちにし、裁断したものを乾燥させます。多くの量販店では機械で乾燥させますが、<豆源>では手作業で天日干しにしているんです」
と教えてくれたのは<豆源>本店の店長・八尾谷篤さん。人の手が入ることで、不思議と機械では出せない美味しさになるといいます。揚げ油はごま油と米油のブレンド。香りよく、すっきり油切れのいいおかきに仕上がるんだそうです。
実演販売で昔から変わらぬ「温かみ」を伝えたい
聞けば、実演販売をしているのは本店のみ。各支店で販売する「塩おかき」は工場で作っているんだそう。なぜあえて実演販売をしているのでしょうか?
「江戸時代に屋台などででき立ての豆菓子を販売していたように、人と人がつながる売り方を、今の人たちに伝えるために残したかったんです。材料や製法を見せても大丈夫という自信の表れでもあります」
アツアツの揚げたても美味しいですが、実は2日ぐらいたった方が、味が落ち着いてもち米の持ち味を楽しめるそう。百貨店などの各支店には、ちょうど味の落ち着いたおかきが並ぶように計算されています。
豆源のおかきは「塩おかき」と、醤油にさっとからめた「揚おかき」の2種類があります。
「おかきにしては長くて大きいサイズなので、壊れやすい。そんな壊れたおかきを『久助(きゅうすけ)』という商品にして、曜日限定のお得プライスで販売しています」
伊勢丹新宿店では毎週土曜日に「久助」が登場します。常連の方はよく知っていて、早いときには昼ごろに売り切れてしまうこともあるそうです。
手土産などで<豆源>の豆菓子は利用したことがあったけれど、おかきのレベルがこんなに高かったとは嬉しい発見です。<豆源>に足を運んだときは豆菓子だけではなく、ぜひおかきにも注目してみてください!
取材協力/豆源 麻布十番本店
東京・麻布十番に本店を構える、江戸時代から続く老舗。豆菓子・おかきなどは100種以上を揃えている。通常サイズやミニサイズ、お徳用などサイズも豊富。「当店のお菓子は日常のおやつ。素朴な味をぜひ楽しんでください」
提供元:
▼老舗ならではのおいしい味わい
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