レッドチリ

レッドチリとは、赤唐辛子のこと。唐辛子の効いた辛い食べ物を食べると、体が暑くなり、汗をかきますよね。赤唐辛子の辛味成分カプサイシンに、体温を上昇させる働きがあるためです。

また、ナツメグやターメリックと同じように、レッドチリにも酸化を抑える作用があります。さらに胃の健康維持に役立ち、消化を促進してくれます。(※3)

カレーにはストレス抑制効果がある?

ストレスに対する、カレーのスパイスが及ぼす影響についての実験があります。この実験では、通常のカレーを食べたグループと、スパイス抜きのカレーを食べたグループで、唾液に含まれる消化酵素のアミラーゼを比べるというものです。唾液のアミラーゼは免疫としての作用を持ち、ストレスを感じたときに分泌されるため、ストレスの指標になります。

こちらの実験で、スパイスが入っている通常のカレーを食べたほうが、アミラーゼが少ないという結果が出たため、カレーにストレスを抑制する働きがあることがわかっています。(※7)

風邪のときは安静を第一に

食べるとなんとなく、元気になる気がするカレー。しかし、カレーが食べたくなることが、体調不良になる前兆とは言い切れません。むしろ刺激が強く、消化に時間がかかるカレーは、風邪のときに食べるのはNG。

またこちらの記事では、それぞれのスパイスの効能をご紹介しました。風邪のときは控えるべきですが、健康なときは、スパイスの効能を意識して食べてみましょう。
【参考文献】
(2020/06/04参照)
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