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中国一画数の多い漢字は?
中国のネット上で話題になっているこの漢字を知っていますか?うかんむりの中に細かい漢字がたくさん、さらに「しんにょう」までついた複雑な字ですね。ある食べ物を表す漢字なのですが、画数が57画もある、中国一画数が多い漢字なんですよ。
中国のある大学では、授業に遅刻してきた学生にこの漢字を1000回書き取る罰が与えられて、200回でギブアップしてしまったんだとか。一体なんと読むの?本当に使われているの?謎に包まれたこの漢字についてご紹介します。
読みもおもしろかった!
この漢字を実際に使用している現場がこちら!飲食店らしきお店の看板に、57画の漢字がふたつ並び、そのあとに「面」の文字が続いています。いかにも中国!といった雰囲気のおじさんのイラストがキュートです。
この漢字は「ビャン」と読みます。ビャンビャンメン!思わず声に出して読みたくなる面白い漢字ですが、字面からも読みからも、何を表している漢字か想像できませんね。
パソコンで変換できない
この「ビャン」という漢字は、中国の漢字辞典にも載っていないんです!通常のパソコンでも変換できないので、「biangbiang面」と表記します。実はこの漢字、中国のある地域で生まれ、使われるようになった方言字なんです。
書き方を覚えるための詩が生まれた
「ビャン」という漢字は、地元の人々も覚えるのが難しいようで、書き方を覚えるための短い詩がいくつか生まれました。日本語に訳すと「(前略)八の字が大きく口を広げ、言の字が中に入る……」といった内容です。
不思議な漢字で表される「ビャンビャンメン」とは一体どんな食べ物なのでしょうか?気になる全貌をお見せします!
これが「ビャンビャン麺」だ!
たいへんお待たせしました、こちらが「ビャンビャン麺」です!「面」という字は「麺」という意味だったのですね。
ビャンビャン麺は、西安を中心とした陝西省を代表するグルメ です。幅の広い麺はコシがあり、日本のきしめんとよく似た食感。ゆでた麺に唐辛子やねぎ、コリアンダーなどをトッピングし、アツアツのピーナッツ油をかけていただきます。食べ方は油そばに似ていますね。
麺の長さは麺を伸ばす台の長さで決まりますが、長いもので1mにもなるんです!その長さと幅の広さから、ベルトに例えて「麺条賽腰帯」とも呼ばれています。
「ビャン」の文字の意味は?
さて、気になる「ビャン」の字の意味ですが、漢字の起源には諸説あるため確定はしていないんです。平たいことを意味する「扁扁」が訛ったものだという説が有力です。
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