【雑学】「え?日本人だったの?」外国からだと思ったら日本生まれだった食べ物『5選』

てっきり外国人だと思ってたら日本人だった、なんてことがたまにあります。僕の友達にも、完全に欧米人みたいな顔なのに血筋は純日本人なんてのがいます。そして料理にも同じ減少が少なからずありますので、まとめてみました。レストランに行ったら、さりげなく連れの人に「これ日本生まれなんだぜ〜」なんて話して、いい気分になっちゃいましょう。

2016年3月14日 更新

ライター : tanukimaru

tanukimaruです。構成作家などやってます。美味しいものと犬とお笑いが大好きです。

外国の人だと思ってた

絶対に本場の料理だな、と思っていたものが実は日本生まれだった、というものが日本には数多くあります。それの一番有名なものが「ナポリタン」です。ナポリタンはナポリにはありませんし、そもそもケチャップを使ったパスタがイタリアにはありません。 そんな 「意外にも日本生まれの料理」 をまとめてみました。

「羽根つき餃子」

「餃子」が中国発祥の食べ物だということはお馴染みですが、実は中国では「焼き餃子」は全くメジャーではありません。 中国では焼き餃子は「鍋貼」(グオティエ)と呼ばれ、一応存在してはいるのですが、そもそも中国での焼き餃子のポジションは「余った水餃子を仕方がなく焼くもの」なので、お店で出てくるようなことはほとんどありません。
「チャオズ」 中国で定番の「餃子(チャオズ)」は水餃子を指す
そして、「羽根つき餃子」に至っては日本にしかありません。発祥は東京は蒲田にある「ニーハオ」だと言われていて、そこから全国に伝わったとされています。ちなみに「ニーハオ」の発展により、蒲田は今や餃子の街と呼ばれるくらい多くの餃子店がしのぎを削っています。

ベビーカステラ

お祭りなどの出店で良く見かけるこの「ベビーカステラ」ですが、実はこちらも日本発祥です。 元々は「チンチン焼き」と呼ばれていたのですが、響きの悪さで全国的には雰囲気の似ているカステラから採って「ベビーカステラ」と呼ばれています。
「チンチン電車」 これも音が由来です
「ちんちん焼き」を初めて作ったのは関西地方の金城組(現在の三島屋)だといわれています。 型に入れて焼き、焼き上がったらひっくり返して後ろから叩く、そのときの「チンチン」という音から命名されたらしいのですが、間違いなく面白半分だと思います。お客に言わせたいですもんね。

「WILKINSON」

どう見てもイギリス生まれっぽいオシャレ炭酸水「WILKINSON」も実は日本生まれです。 海外に行っても置いてあるので絶対に海外発祥だと思っていましたが、生産しているのはなんと日本を代表する飲料会社「アサヒ飲料」です。
イングランドのラグビー選手「ウィルキンソン」 イギリスに意外と多い名前です
1889年(明治22年)頃、日本に定住していたイギリス人のクリフォード・ウィルキンソンが狩猟の途中に、兵庫県有馬郡塩瀬村生瀬(現在の兵庫県西宮市塩瀬町生瀬)で天然の炭酸鉱泉を発見した。

出典: ja.wikipedia.org

発見したのがイギリス人だったんですね。その炭酸水を商売にして、会社を立ち上げたわけです。イギリス人が日本で始めたのが「ウィルキンソン」というわけです。
韓国人が「LOTTE」を日本で始めたのと似てますね。その「ウィルキンソン」をアサヒが買い取り、今はアサヒが生産しているというわけです。

「天津飯」

どう見ても中華っぽい「天津飯」も実は日本生まれです。 中国には「あんかけチャーハン」はあっても、かに玉をご飯に乗せる「天津飯」は無いのです。むしろ逆っぽいのに…
「天津飯」 気合いだけでスーパーどどん波をかき消すドラゴンボールの名シーン 本題とは関係なし
しかも「天津飯」には関東発祥のものと関西発祥のもの2説あります。
1910(明治43)年に浅草で開店した、「来々軒」の3代目が戦後、八重洲で店を再開した際に、銀座の中国料理店「萬寿苑」からコックをまわしてもらった。そのコックがあるとき、「早く食べられるものを」という客の要望に応えて、カニ玉をご飯の上に載せ、酢豚のあんを応用した甘酸っぱい醤油味のあんをかけて「天津丼」として出した。

出典: jbpress.ismedia.jp

これが関東説。
馬場町に陸軍の「大阪八連隊」本営があり、その前にあった「大正軒」という中華料理店が発案したというもの。関東大震災後に開業したその店の主人が、戦後、食糧難の頃に天津の民間の食習慣であった「蓋飯」をヒントに、同じく天津で多く獲れていたワタリガニを使うことを思いつき、これを卵でとじてカニ玉にし、上からあんをかけて「天津飯」として売り出した。

出典: jbpress.ismedia.jp

これが関西説です。どちらが最初なんでしょう。 ただ、現在では関東は甘酢あんかけ、関西は醤油あんかけという感じで「天津飯」の棲み分けがされているらしいですよ。

「エビチリ」

中華料理の代表格だと思っていた「エビのチリソース」も実は日本生まれです。 衝撃的ですが、唐辛子とか豆板醤でなく「チリソース」が名前に入ってる時点で良く考えたら中華料理じゃねえな、ってのがわかりそうなもんですね。
陳建民氏(左)と若き日の陳健一氏(右)
そして、「エビチリ」を開発したのが、かの「中華の鉄人 陳建民」なのです!
陳建民が日本で中華料理店を営むにあたり、「乾焼蝦仁」(カンシャオシャーレン)をアレンジしたレシピが広まったものである。 当時は日本人が豆板醤の辛味に慣れていなかったことからケチャップ、スープと卵黄を用いて辛味を抑え、また調理法そのものを簡易化し今のエビチリが作られた。

出典: ja.wikipedia.org

「乾焼蝦仁」(カンシャオシャーレン)
こうして見ると、本場っぽい日本生まれの食べ物というのは、本場の人が日本で日本人向けに作ったものが多いです。 ガラパゴス化していると言われる日本において、レストランだけが多国籍化している現状の背後には、そうし本場の人たちの努力があったんですね。
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