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炭酸せんべいとは?
あなたは「炭酸せんべい」ってご存じですか?兵庫県の有馬温泉、宝塚温泉、そして城崎温泉は昔から「炭酸せんべい」で有名な土地柄です。炭酸せんべいは薄くて炭酸が入った水で生地を作り焼き上げたものですが、薄くて食べやすく、そのおいしさに病みつきになってしまうのだとか。
炭酸せんべいの由来
「炭酸せんべい」の名産地である、兵庫県の有馬、宝塚、城崎。この3つの土地の共通点は何でしょうか?答えは「温泉地」だということです。温泉地ゆえに炭酸水が湧いている場所なのです。飲むことができるこの炭酸水は、消化をサポートしてくれるので胃腸によいのです。この炭酸水をせんべいの生地に練りこんで作られた「炭酸せんべい」。1907年に登場して以来、温泉地の定番お土産として長きにわたって愛されて来ました。ここの炭酸せんべいは、チェコのカルロヴィ・ヴァリで売られていたものがモデルになっているんだとか。ほかにも似たような商品はありますが、一体どれが元祖なのかは謎に包まれたままです。
炭酸せんべいの特徴
原料は小麦粉やでんぷん、重曹など。これに温泉の炭酸水を入れて、容器の中に流し入れて焼きます。その容器(型)には写真にもあるように模様があり、お店によってオリジナルのマークが描いてあるんですよ。一枚一枚が薄く、片手でもぱりっと割れます。味はやさしい甘さでしつこくないので、何枚でも食べられそう。子供でも平気で食べることができます。味的には、ゴーフルの薄いもの、と言ったらぴったりくるでしょうか?やはり焼きたてを食べて欲しいですが、今やインターネットでも買えます。
炭酸せんべいのカロリー
ふつうのせんべいと炭酸せんべいを比較してみましょう。「炭酸せんべい」の特徴は、まず「薄い」ということ。草加煎餅のように、力を入れなくては割れないのではなく、片手でもぱきっと儚く割れてしまうほど薄いのです。その厚さは1ミリほどなのだとか。せんべいというよりも、洋風のウエハースのような生地でできていると思ったほうがいいでしょう。
カロリーは、一般的なおせんべいが1枚38kcalで、炭酸せんべいが1枚15kcal程度です。糖質が気になっている人は、炭酸せんべいのほうがいいですね。
炭酸せんべいの作り方
小麦粉、砂糖、でんぷん、塩、炭酸泉を原材料とし、これを混ぜあわせたものを図柄がついた2枚の分厚い鉄板に流し込んで作られます。せんべいが焼き上がった時にはひっついていますが、これを“はつる”専門の職人がいて、薄いせんべいのバリを一枚一枚丸型にはつっていく様子は職人そのものです。もっとも、最近では手焼きだけに限らず、3枚を一度に焼き上げる「機械焼き」の炭酸せんべいもあり、お値段は手焼きのものよりも若干安いようです。
炭酸せんべいの種類
プレーン系炭酸せんべい
通常売られている炭酸せんべい。小麦粉、砂糖、でんぷん、塩、炭酸泉の原材料で職人が手焼きで仕上げるせんべいです。もっとも最近では、手焼きでなくて「機械焼き」という、3枚が一度に焼ける機械によるものも売りだされているよう。湿気を帯びやすいので、湿気防止に縦の筒型の缶に詰められて売られていることが多いです。
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