おいしい幸せ走り出す!「都電もなか」はあんこたっぷりの懐かし和菓子

都電もなかを食べたこと、ありますか?鉄道マニアにはたまらない姿・形をしたあんこがたっぷり入った最中です。厚生労働大臣賞を受賞し、味もお墨付き!都内で唯一残る路面電車の知られざる歴史、都電もなかが誕生した感動秘話をお届けします。

2017年3月14日 更新

東京の下町を走る都電荒川線

路面電車をご存知ですか?バスや乗用車と同じように道路を走る電車のことです。一般に市電と呼ばれていますが、東京都が運営する路面電車は都電と呼びます。路面区間(道路を走る区間)は王子駅前~飛鳥山間だけになってしまいましたが、荒川線は風情が残る東京の下町を走ります。乗っていることが楽しい都電。都電に乗車した記念には、車両を模したデザインの「都電もなか」がおすすめです。

都電もなかとは?

都電もなかの歴史

都電は全盛期(昭和30年ごろ)に40系統もあり、銀座や渋谷、新宿も走っていました。自動車を利用する人が増えて交通渋滞が慢性化したことや、代替の交通機関(地下鉄)が整備されたことから徐々に廃止され、路面電車の線路は取り外されました。

現在残っている路線は「早稲田」と「三ノ輪橋」を結ぶ12.2km(荒川線)だけです。ほとんどが電車用の敷地内を走行することや、代替する交通機関が少ないことなどから存続が決定しています。沿線住民の存続嘆願が行政を動かしたとも言われています。

存続運動が行われていた頃、「梶原」停留場の都電もなか本舗の明美さんが「都電もなか」を考案して発売しました。鉄道ファンにうけて沿線の名物になり、「都電もなか」を買うために都電に乗る人が増えていきました。そして都電荒川線という路線名も全国に広まっていきました。

都電もなかの味

手のひらサイズの最中種(皮)のなかに、あんがたっぷり。あんの中心にはもっちりした食感の求肥が入っています。焦がし最中種は100%もち米が原料。北海道産小豆を使ったつぶしあん。短冊状の求肥は白玉粉で作られています。「伝統的な和菓子の甘さ」や「上品な甘さ」と、あん自体の評価が高いようですが、あんを「モチモチした求肥」や「香ばしい最中種」と一緒に食べれば、甘さと風味が調和するように工夫されています。風味を逃がさないよう特殊な和紙で包み、個別包装してあるのも特徴の一つ。

都電もなかのフォルム

「都電もなか」は長さ9cm、幅2.5cm、高さ3cmの細長い形です。車両がイメージできるように、最中種(皮)には窓、出入り口やパンタグラフが模してあります。注文の際、お店の人が「何個ですか?」ではなく、「何両ですか?」と聞いてくれるのも、鉄道ファンにはうれしいサービスです。

最中が入っている箱(パッケージ)に都電荒川線の車両が描かれていて、現在は5種類あります。10両入りの箱は都電の車庫になっており、あたかも車庫に都電が戻ってきたかのように見える細工がしてあります。10両以上は都電荒川線・路線図がすごろくとして画かれた化粧箱です。紙サイコロも付いていますので、都電に乗車したことを思い出しながら遊ぶことができますよ。
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