連載

「黒豆茶」が妊活のカギ。血流をよくして妊娠力を高めよう

子宝薬膳家がお勧めする、自分で、自宅でできる妊活薬膳。連載3回目となる今回から、体質別におすすめの食材をご紹介していきます。今回は、血の巡りを促して、健康体質に切り替える「黒豆茶」の効能についてお話ししましょう。

2016年7月11日 更新

ライター : 多々良 綾花

子宝薬膳家

薬膳で冷え、生理痛、ニキビ肌を解消できたことをきっかけに、中国の医大である遼寧中医薬大学付属日本中医薬学院に入学し薬膳を学ぶ。現在は妊活に特化した子宝薬膳を広め、家族の健康…もっとみる

妊娠はゴールではなくスタート

私たちの身体は食べたものから作られています。また、妊娠とはゴールではなく、あくまでスタートです。妊娠継続、出産、授乳と、体調管理の必要な時期は続いていきます。妊活は、食事を根本的に見つめなおす良いきっかけでもあるんです。 薬膳では、「人間は本来健康なものであり、無意識に健康に戻ろうとする」と考えます。自然治癒力(人間が本来持つ病気をよくしようとする力)をイメージしていたければ分かりやすいかと思います。健康に「なる」のではなく、健康に「戻る」のですね。 そして、健康な状態であれば、妊娠に至りやすくなります。そのため妊活において、元気よく健康な身体に整えていくことがとても大切なんです。

食事や生活習慣で体のバランスが崩れる

しかしながら、残念なことに私たちの身体は、食事内容や生活環境、習慣などで少しずつバランスを崩していきます。元々健康的でバランスのとれた身体のはずが、徐々にズレていってしまうんです。 例えて言うと、まっすぐに積み木を積み上げていたつもりが、少しづつ凸凹ができて、傾いてしまっている状態。「体質に合った食材を摂る」ということの意味は、出っ張っているところをへこませ、へこんでいるところを出っ張らせて、まっすぐに補正するための食生活、ということです。 ですから、まず最初に、自分について知ることが重要になります。「自分には何が足りないのか?」「何が邪魔しているのか?」……その過不足に合わせて食事を摂ることこそ、薬膳の真意です。では、今の自分は一体、どんな体質なのでしょうか。

血流を高め、血を増やす黒豆

子宝薬膳では体質を大きく2つに分け、さらにそこから細かく6つの体質に分類します。 私たちの身体で最も大切なのは、気(き)血(けつ)水(すい)の3つです。気はエネルギー、血は血液と栄養成分を合わせたようなもの、水は体液を指します。体質を分ける時には、この気・血・水が不足している状態なのか、それとも、これらの巡りが悪い状態なのか、を判断の基準にします。

気・血・水が不足している体質

不足グループは、気が足りていなければ気虚(ききょ)体質、血が足りていなければ血虚(けっきょ)体質、水が足りていなければ陰虚(いんきょ)体質と呼びます。

気・血・水の巡りが悪い体質

巡りの悪いグループは、気が巡っていなければ気滞(きたい)体質、血が巡っていなければオ血(おけつ)体質、水が巡っていなければ痰湿(たんしつ)体質と呼びます。
この6つが子宝薬膳における体質の分類です。そして今回は、妊活女性によく見られる、オ血体質を取り上げます。具体的にいうと、下記のような症状がある方を指します。

オ血体質に見られる症状

・ズキズキ刺すような生理痛がある ・生理にレバーのような塊が混じる (米粒大のものから手のひらサイズまで大きさは人それぞれ) ・経血の色が暗め(手を切ってしまったた時の鮮血の色と比べて暗めかどうか) ・目の下にクマができやすい ・生理の量が多く、夜中にナプキンから漏れ出てしまうことがある 該当するところはありましたか?誤解されている方もいらっしゃるかもしれませんが、生理痛はあって当然のものではなく、本来、ないもの。血の巡りが悪いと、ズキズキと痛むようになるんです。 上記の症状に当てはまる方は、血の巡りをよくする必要があります。そうすれば体調が自然とよくなっていくんです。血を巡らす食材の中でも、特に私がお勧めしているのは、黒豆。とくに黒豆茶であれば、手軽に効率よく黒豆を摂取できます。
※新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、不要不急の外出は控えましょう。食料品等の買い物の際は、人との距離を十分に空け、感染予防を心がけてください。
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