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お酒と料理の相性を提案するペアリング
ワイン好きの人であれば、「お肉なら赤ワイン、魚なら白ワイン」と聞いたことがあると思います。ご自宅でも外食でも、ディナーのときに赤ワインを用意しているときは、何となく意識して「肉料理」を合わせたりしますよね。
この例を代表とするように、お酒と料理の相性を考えながら食事を楽しむことを、「ペアリング」といいます。もともとワインから始まったスタイルのようですが、最近では、日本酒やウイスキーなどでもペアリングをおこなうお店が増えてきています。
今回は、「ペアリング」について詳しくまとめてみました。
ワインと料理のマリアージュを楽しもう
ペアリングとよく混同される言葉に、「マリアージュ」があります。「○○と○○の最良のマリアージュ」なんて表現、聞いたことありますよね。
この2つの言葉は、セットです。ペアリングがお酒と料理のマッチングにこだわる「スタイル」だとすれば、そのスタイルから導かれる「相性」がマリアージュ。ですから「お酒と料理のペアリングを意識して、マリアージュを楽しむ」という言い方ができます。
ペアリングと一口にいっても、基本的に決まった考え方はないようです。
似たようなテイストのお酒と料理を合わせることもあれば、それぞれ違う特徴を持つお酒と料理をマッチングさせる場合もあります。「統一感」を楽しむか、「個性」に触れるか、どちらもペアリングの妙を体験することができます。
ペアリングはお客さんのメリット多数
たとえば、先に挙げた「お肉なら赤ワイン、魚なら白ワイン」の場合、「重いものと重いもの、軽いものと軽いもの」のマッチングですから、上でいう前者になりますね。
ビールでも日本酒でもウイスキーでも、原料や作り方、産地などによって、軽いものや重いものがあります。最近、ワインに限らずペアリングを提供するお店が増えてきたのも、こうしたお酒本来の特性があるからなんでしょうね。
また、外食でペアリングをお願いする場合、お客さんには大きなメリットがあるといえます。
もし、お酒が大好きな人であれば、一皿ごとに異なるお酒を少しずつ味わえますし、プロが選んだ最良のマリアージュを楽しめます。お酒のチョイスに悩む余計な時間もなくなりますし、次のお酒を考える手間もかかりません。
ペアリングは、まさにお客さんにとってメリットばかりなんです。
新たなスタイル「トリプリング」とは?
ところで最近、ペアリングからさらに一歩進んで、「トリプリング」というスタイルを提供するお店が話題になっていることをご存じですか?
トリプリングとは、お酒と料理に「何か」を加えて、より複雑なマリアージュを体験できるスタイルのこと。食事の楽しみがグッと増すだけでなく、プロの心意気を十分に感じることができるでしょう。
現時点ではまだ浸透していないスタイルですが、今後、トレンドになる可能性も大いにあります。最先端の食事を楽しむためにも、ぜひ覚えておきたいキーワードですね。
ペアリングやトリプリングで、ぜひ極上のマリアージュを堪能してみませんか?
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。
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