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焼きたてパンが一番、ではない?
焼きたての甘い匂い、小麦の風味、やわらかな食感……パンは何といっても焼きたてが一番、という印象がありますよね。実際、ランチやおやつの時間に焼きたてのパンをほおばると、優しい味わいに気持ちがほっと安らぎます。
パン屋に行っても、「焼きたてです!」といって商品が店頭に並ぶシーン、遭遇したことありますよね。
でも、本当に、パンをおいしく食べるには、焼きたてがベストなのでしょうか?もしかすると、パンの種類によって、ベストな時間が違うのかも。さっそく詳しく調べてみました。
少し時間を置くと、おいしくなります!
まず、結論からいってしまいますね。
焼きたてパンが一番おいしい!というのは、基本的に勘違いのようです。特に、パンの種類によって、おいしく食べる時間帯の差がだいぶあるみたい。なぜだと思いますか?
パンのふわっとした食感や甘やかな匂いは、焼きたてよりも、少し時間を置いたほうが楽しめるそうです。焼きたての場合、外側と内側の食感のバランスが悪いうえ、まだイーストの発酵臭や砂糖の焦げた匂いなどが残っているため。
時間を置くことで、匂いにしても食感にしても、パンの外側と内側のバランスが上手くなじんでくるのだそうです。一度冷めてしまったパンを温めて食べてもおいしいのは、このバランスが整っているからなのだとか。パンの風味が落ち着く、定着してくるには、一定の時間が必要なんですね。
確かに見た目のおいしさからすると、焼きたての魅力ってあります。でも「おいしく味わう」という意味では、時間を経過させるほうがよいそうです。
パンの種類によって変わる食べ頃
パンの食べ頃は、種類によってだいぶ差があるのだとか。早いもので2〜3時間、長ければ1日置いたほうがよいものもあるのだとか。よく口にするパンのベストな食べ頃は、さて、いつ頃?
食パン
焼きたてで中心に集まっている水分が、パン全体に行き渡っておいしくいただけるのは、8時間〜半日程度のようです。もちっとした食感が楽しめるようになりますよ。
フランスパン
1〜3時間という意見が多いようです。いずれにしても、焼きたてから早めの時間帯に食べ頃のベストがやってきます。パン内部の水分が上手く抜け切って、フランスパンらしい食感と香りを満喫できるはずですよ。
クロワッサン
クロワッサンの「サクッとした外側、しっとりした内側の食感」を楽しめるのには、焼いてから1〜3時間後なのだとか。味わいは異なりますが、クロワッサンと似た共通点があるデニッシュも、同じくらいの時間が食べ頃のようです。
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