ライター : 久保 晴

JSA認定ソムリエ

本物の『隠れ家』…行った事ありますか?

よくネットでお店を探す時に『隠れ家○○』と謳っているお店を見かけますが 本物の『隠れ家』名店はネットじゃ見つけづらいのだと身をもって知りました。 味も雰囲気もサービスも良いのに 誰も知らない! 隠れすぎてしまった本物の『隠れ家』! 今回はそんなお店をご紹介します!

そのお店の名前は・・・『サンタンジェロ』

サンタンジェロ城は、ローマのテヴェレ川右岸にある城塞である。

出典: ja.wikipedia.org

おしゃれな店名とは裏腹に

入り口はイタリアン要素皆無!

目黒駅西口から歩くこと5分。 そのお店の入り口にたどり着きました。 お店がとてもわかりづらい!笑 1階がラーメン屋さんのビル3階です。 左の小さい看板に店名が載っています。 これは初めての方には勇気がいりそうです。

しかし中は雰囲気抜群のイタリアン

ビルへ入り、奥にある エレベーターの3階を押します。 いったいどんなお店なのか・・・ しかし予想外に中は大人の隠れ家のような 落ち着いた雰囲気のバーでした。 バーのような雰囲気でイタリアンの食事を 楽しめるお店のようです。
天井には天使の絵が! ローマを意識しているのでしょうか。笑 バーカウンターにはグラッパのボトルがたくさん! グラッパはイタリアでは定番の食後酒です。 その数なんと45種類! これだけのグラッパを揃えている お店はなかなか無いですね!
メニュー
ワインリストは出してないそうですが 希望を言えば見せてくれるそうです。
オーナーシェフの山口さん
お料理に負けないくらい魅力的なオーナーさん!こちらのお店を1人で切り盛りされているそうです。 凄く個性的で話しが面白いです。 一番印象に残った台詞は 『できるなら看板も外したい』。 どこまで隠れてしまう気なのでしょう。笑 日本料理出身という事でお料理もイタリアンながらどこか和を感じるものが多いです。 また、山形出身という事で 食材も山形産が中心になっているそうです。 オーナーさんの人柄と繊細なお料理に惹かれてやってくるお客さんが多いようです!
まずは挨拶代わりに白ワインから。 ヴィア・ロマーナ・フラスカティ という銘柄のワインです。 香りは南国系果実の華やかさがあり フレッシュな酸味と適度なボリューム感のあるワインでした。 とても飲みやすく料理がどれもワインにぴったりすぎてあっという間にボトルを開けてしまいました。笑

12種の前菜の盛り合わせ

イタリアンに和のテイストが加えられた前菜の盛り合わせ。 どれも繊細なお味で美味しいですが 特に気に入ったのは木の芽味噌が乗った紅芯大根と その下にあるイタリア風つくね。 このつくねは味はあっさりですが 玉ねぎがアクセントになっていて飲み込んだあとも余韻に浸れます。
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