ライター : cestalavie

京都で作られるクラフトビールが面白い!

今、ビール好きの間で注目されている「クラフトビール」。いろいろな場所で、いろいろなクラフトビールが世に出ています。綺麗な自然を活かしたものや、作り手の個性がでたものなど、ただ美味しいだけじゃない魅力があります。そんなクラフトビールの世界で注目されているのが、京都にある「京都醸造」。そんな「京都醸造」の魅力を伝えます。

外国人3人で作る「京都醸造」

2015年4月に京都市南区に誕生した「京都醸造」。立ち上げたのは3人の外国人です。エールズ人のベン、アメリカ人のクリス、カナダ人のポール。この3人の初めての出会いは青森のJET Program(語学指導等を行う外国青年招致事業)でした、その頃から日本のビールをしるための調査(という名の飲み会)をして、3人は日本の大手ビールに足りないものを感じていました。そのタイミングで醸造所を開くというアイデアがあり、実現したのだとか。

なぜ京都に?

外国人である彼らはなぜ日本、それも京都でビールを造ろうと思ったのでしょう。 それは、「日本が世界に誇る職人技の歴史と伝統、特に質や味覚に対する強い拘りを持つ」からとのこと。伝統と非伝統的なもののどちらも受け入れる懐の深さも、日本の魅力と語っています。日本人としては嬉しい限りですね。

ネーミングセンス抜群のビールたち

京都醸造のクラフトビールの一つの特徴は、そのネーミング。四字熟語の素敵なビール名にハッとさせられます。

定番シリーズ

【一意専心】(¥8,580〜)
クラフトビール業界の、関わる人の「一生懸命(そして楽しく」に働く意味を成しています。醸造大国であるベルギーとアメリカの特徴をうまくブレンドして、爽やかな柑橘系のホップ感とスパイシーな酵母感をあわせ、ドライで苦すぎない仕上がりになっています。
【黒潮の如く】(¥8,580〜)
日本にある黒ビールのイメージを覆したいという考えで作られたビール。黒色麦芽由来のロースト感とベルギー酵母由来のフルーツ感がうまくまとまった深い味わい。 ネーミングについては、その色と、「黒潮」がもつ強い海流の流れと今のクラフトビールの世界的な流れをを重ねてみたのだとか。うーん、深いです。 他にも「定番ビール」には、「すべての機会は一生に一度しかないので、ベストを尽くせ」という意が京都醸造に置けるビール作りの考えに合致するとして名付けられた【一期一会】もあります。

気まぐれシリーズ

「秋のきまぐれ」「冬の気まぐれ」「夏の気まぐれ」(各¥8,580〜)
ペールエールをいろんな意味で理想的だとする京都醸造では、ホップを多めに使ったビールを造っている。季節によって趣を変えたホッピーなペールエール。それが「気まぐれシリーズ」です。「秋のきまぐれ」「冬の気まぐれ」「夏の気まぐれ」などがあります。
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