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離乳食のお悩みを解決!
こんにちは。離乳食インストラクター協会の中田です。離乳食の悩みについて、少しでもママさんの心が軽くなればいいなと思い、今回もレシピを交えながらお話ししますね。
赤ちゃんが、離乳食を嫌がる理由
離乳食を開始したけれど、「赤ちゃんが嫌がって食べてくれない」「急に嫌がるようになって…」と言うママの悩みをよく聞きます。身体を作る食事を、赤ちゃんが食べてくれなかったら?ママは本当に心配ですよね。どうして赤ちゃんは離乳食を嫌がるのでしょうか?その理由と解決法をお話ししますね。
離乳食に違和感を感じている(初期の赤ちゃん)
特に、離乳食初期の赤ちゃんの場合です。
これまで、母乳やミルクしか口に入れたことがない赤ちゃんです。急に今まで味わったことのない離乳食が口の中に入ってきたのでビックリしているのかもしれません。その違いが分かる赤ちゃんって、発達していますよね。こんな赤ちゃんの場合は無理強いすることなく徐々に離乳食に慣れて行きましょう。もし、離乳食スタート時から嫌がっているのでしたら、離乳食のスタートを1週間延ばしてみるのも一つの方法です。1週間過ぎたら赤ちゃんの気持ちも発達も変化があり、すんなりと離乳食を受け入れてくれることもありますよ!
離乳食の段階が変わったから(中期以降)
離乳食は大きく分けて4段階の月齢に分かれています。その段階を急にガラリと変えてしまうと、戸惑ってしまう赤ちゃんもいます。例えば、離乳食初期から離乳食中期の赤ちゃん。裏ごししていたものが急にみじん切りに代わるとどうでしょう?すんなりと食べることができる子もいればそうでない子もいます。もし、心当たりがあれば、食べやすい食材からチャレンジしてみたり、離乳食の切る大きさを前段階に戻してみるのも一つの方法です。1歳近い赤ちゃんは、自分で食べる意欲を優先してあげるのもいいですね!
その他の理由は?
上記2つ以外にも、食べるのを嫌がる理由は様々だと思います。
・離乳食よりも母乳やミルクが好き
・スプーンの感触が苦手
・のみ込みが苦手
・今は食べることに興味が向いていない
・食べるよりも手で触る方が好き
などなど。嫌がっているのではなく、舌の使い方がまだ未発達で、口から出てきてしまっている場合もあります。赤ちゃんの成長を見つつ、焦らず見守ってあげましょう。
いずれの場合も言えることは、「先に進むだけではなく、1歩下がってみることも大切」と言うことですね。赤ちゃんにドンドン大きくなってもらいたいから、どうしても先に進めがちですが、1歩下がってみると解決することも多いですよ。
食欲には「運動・睡眠」も大きくかかわっています。起きている間はしっかり活動して、お昼寝、夜は早目にお布団に入ることも、大切ですよ。
食べない時は母乳やミルクで栄養を補ってあげましょうね。
食べる量が少ない赤ちゃんにおススメな離乳食メニュー
【材料】米(大さじ1) 水(150㏄)
【作り方】
1.お米をとぎます
2.ザルに入れて20分水切りします
3.鍋にお米と分量のお水を入れ30分吸水
4.ゆっくり30分ほどかけてお米を炊きます
5.出来上がったおかゆの上澄み(おもゆ)をとります
*時間がたつとおもゆがなくなるので、出来立てのおかゆから取ってくださいね
【材料】 昆布だし(300㏄) にんじん(15g) 水溶き片栗粉(大さじ1)
【作り方】
1.にんじんを煮やすい大きさに切ります
2.昆布だしでにんじんを煮ます
3.軟らかくなったら裏ごしします
4.少量のだしと一緒に鍋に戻し、再沸騰。水溶き片栗粉でとろみをつけます。
【材料】 かつお昆布だし(200~300㏄) 鶏ささみ(5~15g)ほうれん草(10~15g) 水溶き片栗粉(大さじ1)
【作り方】
1.かつお昆布だしで材料を煮ます
2.火が通ったら月齢に合わせて切ります
3.だしと一緒に鍋に戻して、再沸騰。水溶き片栗粉でとろみをつけます。
*味付けする場合はしょう油を1~2滴
【材料】 かぼちゃ(20~30g)
【作り方】
1.かぼちゃを食べやすい大きさに切ります
2.蒸し器で蒸します
赤ちゃんは一人一人個性を持って成長しています。離乳食を嫌がることもその時の成長のあかしです。もし、今離乳食を本を参考にして進めていたら、「本通りには進まないんだよ」と思っておらって大丈夫ですよ。本はあくまで目安。一番参考にしてもらいたいのは、赤ちゃんの今の成長。ママが「離乳食はもう少し後でもいいかな?」と思ったらそれでOKです。離乳食は食べる練習をする期間です。一口でも食べてくれれば合格ですよ!
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