ライター : noranora69

アフタヌーンティーとは?

ご存知かと思いますが、イギリスが発祥の習慣であり、紅茶はもちろんとしてスコーンやサンドイッチ、ケーキなどの軽食類が用意されることが多いです。アフタヌーンティーとは午後3時のお茶の時間ですが、では何故そんな中途半端とも思える時間に軽食を食べるのでしょう? こんな時間にサンドイッチとか食べたら夕飯が食べられなくなっちゃう...という気もするのですが。

その謎を解く鍵はヨーロッパ文化にあり

ヨーロッパでは、オペラやクラシックコンサート、バレエなどのイベントも多く、それらを鑑賞しに行く人は見に行った後に夕飯をとることになります。するとかなり遅い時間のディナーになってしまうんですね。なのであらかじめ「アフタヌーンティー」で腹ごしらえをして出かける、ということのようです。 確かに見ている最中に空腹で集中できないのはもったいないですし、万が一お腹が「ぐ~」となっても恥ずかしいですしね^^; ちなみにアフタヌーンティーといえば、2,3段のティースタンドを使うのが定番と思っていましたが、それは狭いテーブルを有効に使うための手段であり、広いテーブルであれば、ティースタンドは本来使わないということです。

それに対してハイティーは?

ハイティーはさらに遅い時間に食事をとる習慣で、労働者や農民の人たちによって始められたものです。そのために上流社会の人々は決して自分たちのお茶の時間を「ハイティー」とは呼ばなかったのだとか。事実上、夕飯であったハイティーはサンドイッチなど軽食やお菓子だけでなく、肉や魚の料理も並んだのだそうです。 なおハイティーの「ハイ」は「メインの大きなテーブル」を「ハイテーブル」と呼ぶところから来ているそうです。
いかがでしたか?アフタヌーンティーとハイティーで、ヨーロッパの人たちの暮らしの背景が垣間見えるような気がしますね。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ