ライター : noranora69

食べ過ぎることには、誰しも罪悪感がある

特大のハンバーガーを二個目行っちゃったり、チョコレートケーキをおかわりしてしまう...やはり良くないよなぁという罪悪感がつきまとう人が多いだろうと思います。 しかし科学者たちは言っています。「大食いしてしまうその衝動はおなかが減っているからというよりホルモンバランスが崩れているから起きてしまう可能性が高いのです」と。彼らは低いレベルではあるけれど、体内の一定のホルモンが脂肪分の高い食べ物を好むから人間はついそういう食べ物に走ってしまうのだ、と主張しています。

ジャーナル・セル・レポートにのった研究では

ジャーナル・セル・レポートという専門誌に掲載された研究では、ペプチドホルモンの「グルカゴン」が実験用のマウスの中枢神経で減ってきたときにマウスたちは過食行動に走り、高カロリーの食事をしてしまうことがわかったとしています。 そしてグルカゴンが体内で増加すると共にマウスは食べることをしなくなり、高カロリーの食べ物に興味を示さなくなってしまったんだそうです。 研究者は語っています。「人はなぜ、どのくらい食べるのか、いつ食べるのをやめるのか、人間の中枢神経でどこまで制御できるのかということを理解することが重要です」 と。 「快楽的な飢餓、本質的におなかが減っているのでなく、その食べ物が食べたくて衝動に駆られて食べてしまう動機の背後にあるものを知りたい」そうなんですね。

GLP-1ホルモンが今後の鍵となる?

私は今回はじめて知ったのですが、GLP-1というホルモンがあり、このホルモンは「やせるホルモン」って呼ばれてもいるらしいのです。 小腸の粘膜部分から分泌されて食後に分泌の量が増加し、食べ物を胃→腸へゆっくりと移動させて、糖の吸収を抑制したり、インスリンの分泌効率を良くしたりという役割を持っているそうです。 つまりこのホルモンが増えれば「太りづらい体」になるということみたいですよ。先述の研究者は、このホルモンを中枢神経からシグナルとして伝えて、食べすぎを抑えることができるとしています。 ホルモンの不均衡で過食してしまうのは食品の中毒症・神経障害ともいえるので、どのようにGLP-1をシグナル伝達すれば、摂食行動をコントロールできるか究明できれば、副作用も少なく、過食症の人を治療することが可能になるでしょう、と語っているようです。
ちょっと込み入った話になってきましたね^^;頭をフル稼働していますが、難しいなぁ。ちなみに「やせるホルモン」GLP-1を増やすには、ヨーグルト・キムチなど乳酸菌を多く含む食品を食べ、玉ねぎやキャベツ、ゴボウ、アスパラにはオリゴ糖が多いので、こちらも食べるといいそうです。

こちらの記事を参照しました。

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