ライター : china0515

フードアナリスト2級

成城石井のセントラルキッチンに潜入!自家製惣菜のおいしさの秘密に迫る

Photo by china0515

数多くの自家製惣菜を生み出す成城石井。成城石井では東京・町田市にあるふたつのセントラルキッチンと、2022年に新設した「大和第3セントラルキッチン」で製造されて全店舗に運ばれ、私たちのもとに届きます。

今回、筆者は普段なかなか入ることのできない「大和第3セントラルキッチン」内に潜入。2024年10月4日(金)より開催されている「お茶と楽しむ台湾グルメフェア」で発売開始した「成城石井自家製 青ねぎたっぷり!台湾風胡椒餅」「成城石井自家製 自家製麺使用 台湾風担仔麺(タンツーメン)」などを中心に、自家製惣菜のおいしさの秘密に迫ります!

大和第3セントラルキッチン

Photo by 成城石井

1927年に世田谷区成城にて、食品店として創業した成城石井。「1カ所で作ることでよりおいしいものを届けられる」という思いから、1996年にそれまで店内で手掛けていた惣菜や食肉加工品を自社製造できる拠点として、「成城石井 町田第1セントラルキッチン」を操業し、2004年2月には「成城石井 町田第2セントラルキッチン」が誕生しました。

そして2022年夏に “この先もたくさんのお客さまに「おいしい」を届け続けたい” という想いのもと、これまでよりもおよそ2倍の規模のセントラルキッチン「大和第3セントラルキッチン」を操業。

「大和第3セントラルキッチン」では、和食・洋食・中華・エスニックの惣菜を製造する第2セントラルキッチンと、パンやデザートの製造を担う第1セントラルキッチンの機能を集約。既存商品の製造量と多種多様な商品ラインナップの実現を目指して稼働しています。

自宅では再現できない本格的なおいしさの秘密

成城石井の自家製惣菜をはじめ、デザート、パンなどは自宅では再現できないようなレベルのおいしさが魅力。

これは、素材本来のおいしさや本格的な味わいを引き出すために、手作業にもこだわり、経験ある料理人が中心となって自家製惣菜やデザート、パン、食肉加工品を、自社で企画・開発・製造まで一貫して手がけているからこそです。

こだわりが詰まったセントラルキッチンで誕生する数々の自家製商品は、成城石井全体の売り上げのうちおよそ20%を自家製商品が占めているほど。そんな成城石井の自家製商品ができあがる現場に潜入しました。

「成城石井自家製 青ねぎたっぷり!台湾風胡椒餅」の製造の様子

Photo by china0515

1階は原材料などをカットしたり、小籠包やキッシュなどが製造されているエリアで、「青ねぎたっぷり!台湾風胡椒餅」もここで製造されていますよ。

写真は胡椒餅の表面に砂糖水をつけてから胡麻を付けている工程。砂糖水に一度つけることで焼き上げたときにパリッとした食感になるためとのこと。手作業でひとつずつ仕上げていることにも驚きです。

魯肉飯と台湾バーガーの角煮も手作業でカット…!

Photo by china0515

「成城石井自家製 魯肉飯」と「成城石井自家製 濃厚角煮の台湾バーガー」で使用する角煮の煮込む前の豚肉も、機械を使用せず手でひとつずつカット……!

端材は崩してまんじゅうの中に入れたり、魯肉飯にも使用したりと余すことなく使用しています。手作業でカットした豚肉は3時間煮込んでやわらかく、ほろほろな角煮に仕上がります。

台湾風担仔麺(タンツーメン)は椎茸の戻し汁が味の決め手!

Photo by china0515

台湾の屋台などで親しまれている汁入りの麺料理「タンツーメン」は、あっさりとしたスープに、自家製麺、えび、肉そぼろなどをトッピングした料理。

成城石井では、にんにくと生姜を香りが出るまで炒めたあと、紹興酒やナンプラー、薄口醤油を加えたあとに味の決め手となる「椎茸の戻し汁」をたっぷりと加えます。

製造中も椎茸のいい香りがふわっと広がり、これだけでも十分おいしそうでした。

Photo by china0515

できあがったスープは、そのまま容器に入れると購入後に容器から汁がこぼれてしまうことも考慮し、ゼラチンを加えてゼリー状に固め、電子レンジで温めるとスープになるように仕上げられています。

購入時や食べるときのことまで配慮しながら開発されているというのを実際に目の前で見ると、改めて企業努力を肌で感じますね。
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