ライター : miho0407

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サイリウムとオオバコの違いは何?

Photo by macaroni

腸活ブームやダイエットブームで注目を浴びるきっかけになった食物繊維。そのなかでもひそかに人気を集めているのが「オオバコ」です。オオバコを調べると、「サイリウム」というキーワードも合わせて出てきます。

オオバコ・サイリウム、それぞれの違いについて詳しくみていきましょう。

オオバコとは

オオバコは公園や道端など、あらゆるところに生えている野草の一種です。日本全土に生息しており、海外では台湾・中国・マレーシアなど東アジアを中心として生息しています。

オオバコは季節問わず生息しており、天ぷら・お浸し・和え物・炊き込みごはんなどの料理として楽しめる食材です。オオバコの種子は、健康を保つために昔から使用されており、現在でも広く使われています。

サイリウムとは

※画像はイメージです
サイリウムは、200種類以上あるオオバコ属のなかのひとつです。日本で販売されているサイリウムは、「サイリウムハスク」と呼びます。サイリウムハスクは、オオバコ属「プランタゴ・オバタ」の種子の殻を粉状にしたものです。粉末を水に混ぜて練ると、わらび餅のような食感になります。

日本に生息しているオオバコとは品種が違い、インドやヨーロッパなどに生息しています。サイリウムは、数千年前からメディカルハーブとして伝統医療で利用されている野草です。

日本の「オオバコ」と「サイリウム」は品種が異なる

よく似たオオバコとサイリウムですが、品種が異なります。オオバコは日本で生息している品種でオオバコ科・オオバコ属の植物です。

一方、サイリウムは海外が原産の「プランタゴ・オバタ」を加工したもの。「プランタゴ・オバタ」はオオバコ科の植物で、種子の外皮を破砕したものを「サイリウム」と呼びます。プランタゴ・オバタは和名を「インドオオバコ」と言い、西アジア・北アフリカ・地中海沿岸などが原産です。

最近では日本でも、サイリウムがダイエット系や便秘のサプリとして人気を集めています。

サイリウムの原料である「プランタゴ・オバタ」の特長

※画像はイメージです
前述の通り「プランタゴ・オバタ」はオオバコ科の植物で、その種子の外皮を破砕したものが「サイリウム」です。種子の外皮には食物繊維が豊富に含まれており、腸で水分を吸収しぜん動運動を亢進して、お通じを促してくれます。

ほかにも、胆汁酸と結合しコレステロールの吸収を抑え、血中コレステロール値を下げる働きもある植物です。(※1,2)

オオバコとサイリウムの違いを理解して日常で摂取してみよう!

オオバコとサイリウムの違いは、品種が異なることでした。日本で販売されている多くのサイリウムは、「サイリウムハスク」と呼んでおり、食物繊維が豊富に含まれています。

近年、日本人は食物繊維不足の方が多いです。毎日の食事にサイリウムを取り入れて、食物繊維不足を補いましょう。
【参考文献】
(2024/07/05参照)
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