ライター : 塚本 晴香

管理栄養士 / webライター

常備している水の賞味期限が切れた!捨てたほうが良い?

生活していくうえで非常に大切な水。なかでも、飲料水は日常用や非常時用として常備している方も多いのではないでしょうか。水は賞味期限が長いため、気がついたときには賞味期限が切れていた……というときもありますよね。

消費者庁によると、「賞味期限」とはおいしく食べられる期限のことであり、食べられなくなる期限ではありません。そのため、未開封であれば賞味期限切れでも問題なく飲めますよ。(※1)

開封後の場合は?

賞味期限とは、あくまでも開封前の状態で保存した場合の期限のこと。開封後は、品質の保持が担保されるものではありませんので、 期限に関係なく速やかに消費する必要があります。

常温保存や直接口をつけて飲む場合は、その日のうちに飲みきることをおすすめします。冷蔵保存やコップに取り分けて飲む場合は、2~3日を目安に飲みきりましょう。(※2,3)

なぜ水には賞味期限が設定されている?

実はペットボトル容器の性質上、未開封であっても水は徐々に蒸発し減少していきます。そのため、水の賞味期限は計量法に基づいて「容量が担保できる期限」として表示されていますよ。未開封の飲用水であれば、賞味期限を過ぎても一律に飲めなくなるものではありません。(※4)

賞味期限切れの水の飲む以外の使い道

使い道

  1. 植物の水やり
  2. 掃除に活用
  3. 断水時の生活用水

植物の水やり

私たち人間が生きていくうえで大切な水。同じように、植物にも水は欠かせません。水がないと、栄養を作り出すことができずしおれてしまいます。期限が切れてしまって飲まない場合は、植物への水やりに利用してみてもいいですね。(※5)

掃除に活用

水は掃除にも使います。水拭きはもちろん、洗剤を溶かしたり、洗い流したり、きれいにするには水が必要です。賞味期限が切れて捨てるのであれば、その前に掃除に活用して、家じゅうをピカピカにしましょう。
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