覚えておきたいチョコレート用語

カカオマス

チョコレートは、カカオ豆を加工することでできますが、さまざまな工程を経て作られます。カカオ豆を焙煎し、粉砕してペーストしたものを「カカオマス」と言います。

見た目はおなじみのチョコレートですが、この時点では砂糖など加えていません。カカオ100%のチョコレートのため、味はとても苦い味です。

ココアバター

カカオマスを圧搾した際に、カカオの中に含まれる油脂を取り出す工程があります。その油脂が「ココアバター」です。バターの見た目をした乳白色の固形物ですが、成分や味などはまったく違います。

チョコレート以外で使う機会は少ないため、なじみのない方が多いかもしれませんね。

カカオパウダー

カカオマスを圧搾した際に残る固形物を、粉末にしたものを「カカオパウダー」と言います。ココアパウダーにそっくりですが、大きな違いは焙煎しているのかがポイントです。

加熱すると、カカオの香りはよくなる代わりに、栄養素が低くなります。健康に気を使う方はローカカオ使った、カカオパウダーがおすすめです。

カカオニブ

「カカオニブ」とは焙煎したカカオ豆を荒く砕いたものです。チョコレートのなめらかさはありませんが、カリカリとした食感がポイント。甘みはない代わりに、カカオ豆本来の味や風味を楽しめます。

クーヴェルチュール

バレンタインシーズンによく耳にする「クーヴェルチュール」。一般的なチョコレートに比べると、流動性や滑らかさがあるので、主に製菓用で使うことが多いです。

国際規格の基準「カカオバター31%以上を含む」をクリアしたチョコレートのみ、クーヴェルチュールと呼ばれます。国産のクーヴェルチュールは、日本独自の規格で作られるため、国際規格とは少し品質が異なるので注意しましょう。
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