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ティーバッグ?ティーパック?
手軽に紅茶が淹れられる一杯分の紅茶が入った小さな「袋」。日本だと「ティーバッグ(tea bag)」あるいは「ティーパック(tea pack)」と書かれた商品もありますが、どれが正しいのでしょうか?紅茶コーディネーターである筆者が正式な名称と、ティーバッグ誕生秘話をご紹介します。
正しいのはティーバッグ(tea bag)
一杯分の紅茶が入った手軽にお茶を飲むことができる小さな「袋」、正しい名称は「ティーバッグ(tea bag)」です。「紅茶(tea)」に「入れ物・袋状のもの(bag)」を付けて、そのまま「tea bag」!
「ティーパック(tea pack)」と書かれた商品を見かけることもありますが、実はこれは日本で生まれた和製英語なので、海外では通じません。「パック(pack)」は英語で包装したもの・ひとつにまとめたものという意味です。
「ティーパック(tea pack)」と書かれた商品を見かけることもありますが、実はこれは日本で生まれた和製英語なので、海外では通じません。「パック(pack)」は英語で包装したもの・ひとつにまとめたものという意味です。
誕生秘話・勘違いから大ヒットしたティーバッグ
20世紀アメリカの茶商トーマス・サリバンが、茶葉サンプルを小さな絹の袋に入れて送ったことが、実用的なティーバッグの誕生と言われています。
経費削減のため缶の代わりに絹袋に入れた茶葉を、そういう商品と勘違いした業者が、袋のまま茶葉をポットに入れ抽出していたそう。「簡単に紅茶をいれることができる」と好評だったため、袋の素材をにガーゼに変更して商品化、ティーバッグはアメリカで大ヒット商品となりました。
その後、マナーを重んじるイギリスでも少しずつ広がり、現在世界中で紅茶の飲み方として定着しています。
経費削減のため缶の代わりに絹袋に入れた茶葉を、そういう商品と勘違いした業者が、袋のまま茶葉をポットに入れ抽出していたそう。「簡単に紅茶をいれることができる」と好評だったため、袋の素材をにガーゼに変更して商品化、ティーバッグはアメリカで大ヒット商品となりました。
その後、マナーを重んじるイギリスでも少しずつ広がり、現在世界中で紅茶の飲み方として定着しています。
手軽さが魅力、進化し続けるティーバッグ
最初絹だったティーバッグの袋は、紅茶の出がよいガーゼになり、さらに紙やナイロン、不燃布などを使用したものなど、さまざまな素材のものが作られています。形状も四角型から丸型、茶葉が広がりやすいテトラ型などいろいろ!
素材や形状は進化していますが、抽出方法は変わりません。手軽さが魅力のティーバッグは、便利な使い方はそのままにバージョンアップしています。
素材や形状は進化していますが、抽出方法は変わりません。手軽さが魅力のティーバッグは、便利な使い方はそのままにバージョンアップしています。
便利な「ティーバッグ」でティータイムを楽しもう
茶殻の片付けも簡単な1杯分の茶葉が入った小さな「袋」、正式名称は「ティーバッグ」です。世界中でもっとも使われている紅茶の抽出方法は、絹の袋にいれた茶葉サンプルをそのまま使うという勘違いから広がりました。便利なティーバッグも活用して、ティータイムを楽しみましょう!
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。
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