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牛乳は年中飲めるもの....
だから「旬は特別にない」と思っていませんか?というか私自身はそう思っていたのですが...どうやら違うようですよ!
牛乳の消費量自体は夏に比べて冬は2割も減るそうですが、牛乳の原料となる生乳の生産量はその逆で夏に少なくて冬に多いんだそうです。どういうことなんでしょうか?
乳牛は夏の暑さに弱い
夏期、暑さが苦手な乳牛は夏バテ状態になり栄養摂取量が減ります。そのため体内の脂肪分が低くなり夏の牛乳はサッパリ風味に。逆に冬期は乳牛が体内に脂肪を蓄えるため濃厚な味になります
健康な牛の体温は38℃位ですが、外気温が30℃を越えると体温は40℃近くまで上昇し、夏バテするために乳量が大きく落ち込むのです。
出典: www.dairy.co.jp
ホルスタイン種の故郷はオランダであり、オランダの平均気温を見てみると最低平均気温は0度ぐらい、最高平均気温は20度ぐらいということで、北海道の数値とかなり近いそうなんですね。
つまり寒い地域、北海道のほうが、本州に比べると、やはり乳牛の成育には適した地域で、よりおいしい牛乳が作れるってことかなと思います。
北海道の牛は牧草をよく食べている
その牧草の繊維質が分解され、脂肪分に変わるので、北海道の乳牛からとれる生乳はより脂肪分が多いということのようです。
しかしまぁ暑い夏は、脂肪分が少なめのさっぱりした味の牛乳が飲めて、寒い冬は濃厚な味の牛乳が飲める、これは日本の風土にあっていていいんじゃないでしょうかね?
追記・低温殺菌の牛乳を知ってますか?
通常の牛乳は超高温殺菌されます。120度~130度の高温で2秒で殺菌する方法で、栄養分はかわりはないそうですが、やはりのどごしや風味に違いがあります。低温殺菌の場合は60度前後で30分でゆっくり殺菌するという方法です。
私は何度か低温殺菌の牛乳を買ったことがあります。お値段は高温殺菌のものよりちょっと上がりますが、甘みがあっておいしいと思います。牛乳瓶に入ったもの、紙パックのもの、メーカーによりさまざまですが、これが牛乳本来の味なのかと思いました。
なので、低温殺菌の牛乳を一度試しに飲んでみるのもおすすめですよ!味の違いを感じてみてくださいね^^
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。
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