ライター : macaroni 編集部

湯布院の名産を楽しめる「南の風」で贅沢ランチ

Photo by macaroni

旅の腹ごしらえとしてランチで訪れたのは、イタリアン農家風のレストラン「南の風」。湯布院ののどかな田園地域に店を構える古民家レストランです。アンティークの家具や雑貨が配された店内は温かみがあり、どこかノスタルジック。

ミシュランガイドにも掲載された同店。家庭的なイタリア料理が人気で、地鶏や豊後牛、野菜や海の幸、チーズなど、大分の食材を堪能できます。

Photo by macaroni

ランチコース 3,850円(税込)
この日いただいたのは、前菜からパスタ、メイン、デザートまでの贅沢なランチコース。

前菜は湯布院産野菜やチーズなど、地元の食材が並んだひと皿。続いて、ほうれん草のクリームパスタ、奥豊後豚のかぼすソース、そして自家製チーズケーキ。特に奥豊後豚のかぼすソースは、豚肉の甘みとかぼすソースの爽やかさが好バランスで、心躍るおいしさでした。

ランチのセットやコースなど種類豊富で、内容も日々変わります。温かみある雰囲気で、大分の旬の味覚をゆったりと楽しんでみてはいかがでしょう。

湯布岳の廃材で、自分だけの箸作り「箸屋一膳」

Photo by macaroni

ランチのあとは、職人さんが手作りする箸が人気の「箸屋 一膳」へ。湯布院の山々では、間伐材ややむを得ず切られた木々が出てしまうそう。そんな廃材を使って、サステナブルな箸作りをしている工房です。

オーダーメイドや箸作り体験(2750円・送料別途/税込)もできるので、贈り物や思い出作りにピッタリ。

Photo by macaroni

そんなわけで箸作りにチャレンジ!桜の木を小刀やサンドペーパーで削り、好みの細さやフォルム、デザインに仕上げていきます。

これがまぁむずかしいこと……!職人さんに倣って削ってみてもまったくイメージ通りにいかず、不甲斐ない結果となってしまいました(笑)。塗装を経て約3週間後に郵送されるので、楽しみに待ちたいと思います。

湯布院を盛り上げる「江藤農園」の、“地消地産”野菜

Photo by macaroni

山々に囲まれた湯布院は、農業がとても盛ん。地産地消ならぬ「地消地産」=地元の飲食店や旅館が使いたい必要最低限の野菜を地元で作るという考えのもと、持続可能な生産をおこなっています。

その代表的存在が、湯布院でお米や年間60種類ほどの野菜を育てている「江藤農園」。江藤雄三さん(写真上)は、こだわりの野菜を広めるために、まわりの農家を巻き込みながら、卸先や料理人と積極的に関わり信頼関係を構築。

今では市内のスーパーや飲食店、旅館など、多くの場所で湯布院野菜が使われるようになりました。

ここでしか味わえない!「coji coji」での極上ディナー

Photo by macaroni

江藤農園をはじめとする湯布院野菜はもちろん、国内外の厳選食材を使ったイタリア料理が楽しめる「coji coji(コジコジ)」。ディナーでお世話になりました。

完全予約制で、メニューはおまかせのみ。調理からサーブ、ペアリングなどすべてシェフおひとりでおこない、3時間ほどかけてじっくりと堪能することができます。

Photo by macaroni

料金は応相談
「信頼する生産者や仲買からそのとき良いものを、値段は問わず仕入れています。最高の食材を使って、ここにしかない料理を届けたいです」

そんな松永シェフの言葉通り、運ばれてくる料理はどれも見たことのないものばかり!ヤマメのペーストとバフンウニを挟んだマカロンにはじまり、気仙沼産フカヒレにトリュフを散らした茶碗蒸し、数十種類の野菜を使ったサラダ、国産松茸をトッピングした江藤農園のほうれん草ジェノベーゼまで、目でも舌でも存分に楽しめる逸品たち。

食材ひとつひとつのおいしさ、それを引き立てる調理やペアリング、すべてに特別感があり、記憶に残る時間を過ごせました。

「ほたるの宿 仙洞」の源泉掛け流し温泉で、ホッと癒される

Photo by macaroni

この日宿泊したのは、「ほたるの宿 仙洞」。湯布院を代表するスポット「金鱗湖(きんりんこ)」から徒歩2分の好立地にあります。趣ある和室に洋室、半露天風呂付き離れ、さらには囲炉裏付きのお部屋なども用意されています。

Photo by macaroni

旅館の自慢はなんといっても、こんこんと湧き出る源泉かけ流しの温泉。源泉数・湧出量で全国2位を誇る湯布院の湯をしっかりと楽しむことができます。

湯布院の温泉は、刺激やクセが少ない単純温泉。子どもからお年寄り、外国の方まで万人が入りやすいのが特徴。やさしい肌触りで、旅の疲れをしっかり癒してくれます(なんと休憩所には無料ビールサーバーも!)。

一度は見るべき!金鱗湖の朝霧と狭霧台からの絶景

Photo by macaroni

湯布院には、ぜひ見てほしい絶景もたくさん。その代表格が、冬の早朝に湖面から湯気が立ち上る「金鱗湖」です。湖に清水と温泉が流れ込むため、外気との温度差で湯気が発生するのだそう。

さらにこの日は、色づきはじめの紅葉も楽しむことができました。山々と湯気と紅葉、湯布院ならではの幻想的な風景です。

Photo by macaroni

湯布院を後にして、次なる目的地・臼杵市(うすきし)へ。その道中にある「狭霧台(さぎりだい)」も、人気観光スポットです。

のどかな田園地帯と山々、そして空と雲、まるで絵画のような絶景!条件がそろえば雲海を見ることもできるそう。

Photo by macaroni

また、右手には標高1,584mの活火山「由布岳」がそびえたっています。なめらかな山肌と均整の取れた山容がとても美しい!

由布岳の麓には、1,000年以上前の噴火で出た噴石が転がっていたり、山から湯気が立ち上っていたり、これぞ温泉地という風景が広がります。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ