ライター : いとう まさと

フードライター / 食文化ライター

アボカドの値段が高い理由を徹底解説!

クリーミーな味わいが魅力のアボカドですが、ほかの食材に比べて高く感じることも。そこで本記事ではアボカドが高い理由・原因をさまざまな観点から解説します。

安く購入できる時期や、コストダウンのポイント、代用食材についても紹介。アボカドを料理に使うことが多い方は、ぜひチェックしてみてください。

アボカドが高い理由とその背景

アボカドの広がりとブーム

実はアボカドは約1万年前から栽培されていた食材。ある時期までは世界的に有名ではありませんでしたが、1900年代初頭にアメリカでアボカドが宣伝され、徐々に認知度が上がっていきました。

1980年代のダイエットブームから、アメリカでアボカド人気が高まりだし、2005年にメキシコ産アボカドの輸入禁止を解除。アボカドが安定的に供給されるようになったため、どんどん普及していきました。

空前の「アボカドブーム」が起こり、消費量はうなぎ登りに。実際、1998年から2017年までの20年間で、アメリカにおけるアボカドの年間消費量は5倍に膨れ上がりました。

アボカドの栽培にかかるコスト

アボカドの栽培には高価な資源が必要だといわれています。大量の水、肥料にくわえ、剪定作業や害虫の駆除など、たくさんのコストがかかるのが実情です。

需要の高まりに対して生産量はそれほど上がらないため、結果として年々価格が上がります。かといって無理に栽培面積を増やそうとすると自然環境の悪化が懸念されるため、簡単には増産できないのです。

アボカドの出荷までにかかるコスト

アボカドを収穫したあとも、パッキングしたり、運輸したりするためのコストがかかります。これらのコストも価格に反映されるので、たとえば燃料価格の上昇によって流通コストが上がると、アボカドの値段が高くなることが考えられますね。

日本産のアボカドが高い理由

国産のアボカドは外国産のアボカドよりも高いといわれています。実際、外国産のアボカドが1kgあたり100~200円程度なのに対し、国産のものは1,800~6,800円程度と、かなり価格に差があるのが実情です。

これは、日本では安定的にアボカドを栽培するのがむずかしいから。アボカドの育成に適した温度は15~33度といわれていますが、日本には四季があり、とくに秋~冬にかけては気温が大きく下がります。

一年を通して適温をキープすることができないので、安定的に栽培するのがむずかしくなります。結果として供給が不安定になり、価格も高くなる傾向にあるのです。
※新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、不要不急の外出は控えましょう。食料品等の買い物の際は、人との距離を十分に空け、感染予防を心がけてください。
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