ライター : china0515

フードアナリスト2級

渋谷「パーラー大箸」のディナータイムが洋食酒場に

Photo by china0515

ミシュラン一つ星の代々木上原にあるレストラン「sio」の系列店である、渋谷の洋食屋「パーラー大箸」が、2022年3月9日(水)のディナータイムから新業態「洋食酒場オオハシ」をオープンしました

同店は小さな子どもから大人まで、だれもが気軽に楽しめる洋食メニューとレトロでポップなお酒を楽しめる洋食酒場だそうで……。

ありそうでなかった「洋食屋×大衆酒場」の世界

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「洋食酒場オオハシ」の最大の特徴は、ひとつ一つのポーションが通常より少ないこと。ほとんどのメニューが手のひらサイズの銀皿で提供されます。ひとりでも食べ切りやすく、かつ数多くのメニューを試しやすい量なのでおつまみとして最適です。

お子さんもお母さんも垣根なく楽しめる空間に

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代々木上原「sio」シェフ/鳥羽周作さん Jリーグの練習生、小学校の教員を経て、31歳で料理人の世界へ。2018年、代々木上原にレストラン「sio」をオープンし、ミシュランガイド東京で3年連続星を獲得。また、業態の異なる6つの飲食店(「o/sio」「純洋食とスイーツ パーラー大箸」「ザ・ニューワールド」「㐂つね」「Hotel′s」)も運営。書籍、YouTube、各種SNSなどでレシピを公開するなど、レストランの枠を超えたいろいろな手段で「おいしい」を届けている。2021年4月、博報堂ケトルとチームを組み、食のクリエイティブカンパニー「シズる株式会社」を設立。モットーは『幸せの分母を増やす』
全体的なプロデュースを務める「sio」の鳥羽周作シェフは、洋食酒場を開いた理由をこう語ります。

鳥羽シェフ
「お母さんもお子さんも楽しめる居酒屋を作りたかったんですよね。居酒屋はお子さんが楽しめる料理が少ないけれど、洋食ならたくさんありますし、お母さんも連れていきやすい。

でも本来の洋食屋って、ひとつ一つの料理がボリューム満点でひと品を食べて終わり。お酒を飲みに行くというイメージはないじゃないですか。ここの楽しみ方ももっと広げたいな、と。双方の課題を解決できる形を見つけ、『洋食酒場オオハシ』をオープンすることにしました」

洋食酒場オオハシのおすすめメニュー8選

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ここからは数多くのメニューから、スペシャリテとおすすめの品を厳選してご紹介します。

1. ミニオムライス

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440円(税込)
同店を訪れたら、必ず食べたいスペシャリテのひとつが「ミニオムライス」。ケチャップライスをオムレツで巻いたクラシックなスタイルのオムライスです。

鳥羽シェフ「一番のこだわりは量。ふつうは洋食屋でオムライスを頼むと、ボリュームがありすぎてほかのメニューを食べられないですよね。ここでは、さまざまな料理を一度に楽しめるようにごはんの量は通常の1/3。おつまみとしてもお子さんが食べるのにもちょうどいい量なんです」

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卵液には生クリームを加えられているそうで、ふんわりとした食感でどこかクリーミー。ケチャップの酸味は絶妙な塩梅で飛ばしてあり、全体的にまろやかな味わいです。

また、パーラー大箸の一番人気「ふわとろビーフシチューオムライス」も、ミニサイズで提供されるそう。

2. デミグラスピザ

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1,100円(税込)
鳥羽シェフの一番のお気に入りだという「デミグラスピザ」。ピザ生地に特製のデミグラスソースをたっぷりとのせたピザメニューです。

鳥羽シェフ「正直これ、めっちゃ自信作です(笑)。デミグラスソースに西京みそとはちみつを仕込んでいるので、コク深さと甘じょっぱさを楽しめるんですよ」

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濃いめのデミグラスソースはどこか和風のテイストがあり、懐かしい味わい。ピザには、別メニューのタコさんウィンナーをトッピングすることも可能です。これまた見たことのない光景ですが、大人でもうきうきしてしまいますよね。

そのまま食べてから、タコさんウィンナーと一緒に、温玉と絡めて……と、ひと皿であらゆる味の変化を楽しめますよ。
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