加熱して解凍する

菌が繁殖しやすくなるため、自然解凍は避けてください。解凍するときは、鍋やフライパンを使用して必ず再加熱します。

電子レンジでの解凍も不可ではありません。ただし電子レンジは急激に温度が上がるため、離乳食のような少量のものを適温にするのはむずかしく、焦げや破裂の危険性もはらみます。

鍋やフライパンの使用は洗いものが増えるので面倒だと感じる方も多いかもしれませんが、失敗が少なく結果的に一番手間が省けるのでおすすめですよ。

種類別に紹介!離乳食用の卵の冷凍方法

ゆで卵

中まで完全に火を通した固ゆで卵を、卵黄と卵白に分けます。卵黄をそれぞれの月齢に合わせた形状にしたら、1食分量ずつに分けてラップに包んで密封してください。さらに、チャック付きポリ袋の中に入れて保存しましょう。

離乳食初期の頃は、卵黄をペースト状にしたものを冷凍します。解凍するときは単独で解凍するよりも、ほかの食材と合わせて解凍するとよいでしょう。例えば卵粥を作るときに、できあがる直前のおかゆに冷凍の卵黄を入れてしっかりと加熱します。沸騰した状態で90秒間火を通すことがポイントです。

炒り卵・薄焼き卵

1食分量をラップに包み、しっかりと密封します。薄焼き卵は錦糸卵のように切ってから冷凍すると、解凍する際に便利ですよ。

解凍するときは、蒸し焼きがおすすめです。少量の水を鍋かフライパンに入れ沸騰させ、解凍するものを入れて蓋を閉めたら蒸し焼きにして火を通しましょう。

卵うどんや卵スープも!離乳食用の卵料理の冷凍方法

卵うどんや卵スープなどの卵料理は、料理そのものを冷凍することができます。できあがった料理を1食分に小分けして、チャック付きポリ袋か蓋付き保存容器に入れて保存しましょう。

ただし、冷凍することで、卵のふわっとした食感は薄れてしまいます。気になる方は、うどんやスープを冷凍し、解凍時にうどんやスープを温めてから、卵を後入れしましょう。その際、沸騰した状態で90秒間しっかり火を通してくださいね。

離乳食で卵を与えるときの注意点

注意点

  1. 卵は生後6ヶ月頃から
  2. アレルギーに注意
  3. 平日の午前中に食べさせる
  4. 卵を食べてから、30分間様子を見る
  5. 新鮮な卵を使う
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