ライター : macaroni 編集部

macaroni編集部のアカウントです。編集部が厳選するおすすめ商品・飲食店情報、トレンド予想や有識者へのインタビュー、暮らしに役立つ情報をご紹介します。

知っておきたい!木製キッチングッズの扱い方

Photo by Jun Narukawa

箸やお椀、木べらやまな板など、昔から日常的に使われている木製のキッチングッズ。温もりある手触りやシンプルで美しいデザインから、最近ではスプーンやお皿などのカトラリーも木製のものが人気を集めています。

しかしプラスチックや陶器の製品と同じように使っていると、ヒビや黒ずみの原因にもなりかねません。そこで本記事では、普段何気なく使っている木製キッチングッズの正しい扱い方を、ウッドライフクリエーターの成川潤さんに教わりました。

Photo by Jun Narukawa

JUNSHIN 代表/成川潤さん 日本自然環境専門学校を卒業後、森林組合に就職し林業を学ぶ。その後、木の加工技術を会得するため家具店に就職。林業と木工を両立したいという思いから、JUNSHINを設立し独立。現在は、山や森を取り巻く現状を人々に流布、未来に繋げる環境教育を中心に活動中
「日本の林業は、衰退の一途をたどっています。この状況を打破する糸口となるのが、実は日本製の木製グッズをもっとたくさんの方に使ってもらうことなんです。木製グッズは木を伐採して作るので、森林伐採=環境破壊に繋がると勘違いされている方も多いのですが、適度な伐採は新しい木々を育むために必要なことなんですよ」と成川さん。

木製キッチングッズの正しい知識を身に付けることで、もっと気軽に積極的に使ってくれる人が増えてほしいとも言います。

日本製の木製グッズが日本の森林を守ることに繋がるとは驚きですが、それならより一層積極的に使っていきたいですよね。本記事でご紹介する正しい使い方を今日から実践して、木製キッチングッズを長く愛用しましょう!

本当に安全?木製キッチングッズを購入する前に

Photo by Jun Narukawa

どんな塗料が使われているかをチェック

「ひと口に木製キッチングッズと言っても、塗られている塗料によってお手入れ方法がまったく異なります。塗料の種類は、ウレタン・ニス・オイル・漆、そして塗料が塗られていない無垢。長持ちという点では、日本の漆に勝るものはありません。

一方、安価で気軽に手に入れられるのはニスです。しかしニスは熱に弱く、コーヒーやスープなどの食品の温度でも溶け出します。溶け出したニスは人体に直接的に影響が出ずとも、やはり気になるところです。

塗料の種類は、売り場やメーカーのホームページで確認できます。まずは購入前に、どんな塗料が使用されているか確認しましょう」

注意書きをよく読む

「たまに見かけるのですが、木製のスープ皿の注意書きに、『熱いものをのせないでください』と書かれているものがあるんです。おそらくニスが食品の熱で溶け出てしまうからでしょう。スープ用の食器なのに、これでは目的を果たせませんよね。

このように、木製のキッチングッズを購入するときは、それがしっかり用途に合っているのか確認することも大切です。記載されている注意書きは必ず目を通し、自分の生活スタイルに合っているものを購入してくださいね」

塗料別!木製キッチングッズのお手入れの仕方

Photo by Jun Narukawa

木製キッチングッズを正しくお手入れするためには、やはり何の塗料が塗られているかを把握することが大切だと成川さんは繰り返します。なぜなら、塗料によっては自宅でのお手入れがむずかしいものもあるからです。

「何の塗料が使われているかがわからない場合、目視や触感で確かめることもできます。ツルツルとしていればニスか塗膜タイプのウレタン。ツルツルしていないなら、オイル仕上げか浸透性のウレタンです」

お家でお手入れができる「無垢とオイル仕上げ」

「木は湿度や温度に合わせて、空気中の湿気を吸ったり吐いたりしながら呼吸を続けています。その呼吸を妨がない加工というのが、無垢とオイル仕上げ。これらはお家でお手入れすることが可能で、塗膜が薄いものや、塗られていないもの(無垢)はメンテナンスが必要です。

お手入れ方法は簡単で、乾燥性の植物油を全体に擦り込むように塗布します。食用油なら種類は問いませんが、おすすめなのはエゴマ油とくるみオイルです。オリーブオイルは不乾燥性で乾きにくく、ベタつくのでおすすめしません」
※新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、不要不急の外出は控えましょう。食料品等の買い物の際は、人との距離を十分に空け、感染予防を心がけてください。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。
この記事に関するキーワード

編集部のおすすめ