ライター : とも

子育てフードライター

二八蕎麦の「二八」の由来・歴史

「二八蕎麦(にはちそば)」の名前の由来は、大きく分けてふたつの説があると言われています。ひとつは、寛政~天保時代に一杯十六文(もん)で食べられていた蕎麦を「二八 十六」の語呂にかけた「代価説」。古典落語「時そば」にも十六文が登場するほど、古くから親しまれている呼び名です。

もうひとつは、蕎麦粉と小麦粉の割合を8:2で打った蕎麦を表す「混合率説」です。

二八蕎麦の味わい・食感の特徴

二八蕎麦は、なめらかな食感とつるりとしたのど越しが特徴です。細く長いのも二八蕎麦ならでは。しなやかさとしっかりとしたコシを同時に楽しめる点が人気で、蕎麦のなかでもっとも多く食べられています。

「二八蕎麦」と「十割蕎麦」の違い

十割蕎麦の特徴

「十割蕎麦(じゅうわりそば/とわりそば)」は、つなぎを使わずに蕎麦粉だけで打った蕎麦のこと。表面に蕎麦粉特有のざらざら感があるのが特徴で、噛むごとに香りが広がります。

甘皮ごと挽いた全粒粉の黒っぽいものや、実の中心だけで作った蕎麦粉で打つ白っぽいものなど、蕎麦粉によって味わいや見た目に違いがあります。

二八蕎麦と十割蕎麦の違い

二八蕎麦と十割蕎麦の大きな違いは、蕎麦粉の割合です。小麦粉を加えることで、のど越しのよさを楽しめる二八蕎麦、蕎麦の豊かな香りがしっかり感じられる十割蕎麦、それぞれ異なる味わいを食べくらべてみてくださいね。

レシピでチェック!「二八蕎麦」の作り方

二八蕎麦を打つときは、粉を丁寧にふるうのが成功のポイント。ダマになりにくく、きめ細かい生地に仕上がりますよ。体重をかけてしっかりとこね、コシの強い蕎麦に仕上げましょう。できあがったらすぐにゆで、打ちたてを味わってくださいね。
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