ライター : macaroni 編集部

監修者 : 小林まさみ

料理研究家

お料理修行をするのは……

macaroni 編集部 企画ディレクター / といちゃん
料理をするのは嫌いではないけれど、もっと上手に作る方法があるんじゃないかと思いながらも、いつも自己流で済ませてしまう私。そこで、将来の旦那様においしいごはんを作りたい!?との思いで、料理研究家の小林まさみ&まさる先生のもと、月に一度お料理修行に行ってまいります!

今回教えて頂いたのは、寒い季節にぴったりの「豚汁」。栄養満点で体がポカポカ温まりますよね。そんなホッとする家庭料理「豚汁」を作れるようになって、お料理レパートリーに追加できるよう頑張ります!

まさみ先生とまさる先生のプロフィール

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料理研究家 / 小林まさみ先生・小林まさる先生
嫁と義父という関係でありながら、最高の料理研究家コンビとして活躍するまさみ先生とまさる先生。

料理愛好家・平野レミさんのアシスタントとして多忙を極めるまさみ先生を見かねた、まさる先生の「手伝おうか?」という愛のある一言から始まったふたりの関係。嫁と義父という関係に初めこそ戸惑いはあったものの、絶妙で抜群のコンビネーションと安心感で徐々にお茶の間の人気を獲得。現在では、数々のテレビ出演や雑誌取材と多忙を極める。

まさみ先生とまさる先生のレシピは、主婦の方々はもちろん、今までまったく料理をしてこなかった男性やシニアの方でも簡単においしく作る事ができると好評。料理のみならず、関係や年齢・常識にとらわれない前向きで明るい姿勢にも、勇気づけられている方も多い。

そんなまさみ先生とまさる先生に「豚汁」の作り方と3つのコツを教わりました。

それでは、さっそく「豚汁」を作っていきます!

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まさみ先生「それでは、作っていきましょう!」

といちゃん「よろしくお願いします」

材料(4人分)

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・豚バラ薄切り肉……200g
・こんにゃく……1/2枚(100g)
・油揚げ……1枚
・ごぼう……2/3本(100g) 
・にんじん……小1本(100g)
・水……5カップ
・昆布……7cm角
・味噌……大さじ2と1/2〜3(赤 大さじ1〜1と1/2杯、白 大さじ1と1/2杯)

1. 野菜と肉の準備をする

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まさみ先生「まずは具材の下準備をしましょう。最初は油揚げです。幅1cmくらいに切ってから、ゆでていきますよ」

といちゃん「どうしてゆでるんですか?」

まさみ先生「一度揚げてある油揚げは、油が酸化しているので、それを除くためにサッとゆでます。先に切ってからゆでると作業が楽になりますよ!ざるにのせた油揚げにお湯をかける方法でもOK。ゆでたら取り出して冷ましましょう」

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まさみ先生「次はこんにゃく。こんにゃくも同じくらいの大きさに切ってください!切れたら鍋に入れ、かぶるくらいの水を入れてひと煮立ちさせましょう。にんじんは半月切り、大根はいちょう切り、共に厚さ5㎜くらいにしてください」

といちゃん「いちょう……半月……頭がごちゃごちゃしてきました(汗)」

まさみ先生「落ち着いて!(笑)」

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まさる先生「このにんじんはちっちゃいなぁ〜(笑)。それに野菜の大きさがバラバラだわ」

といちゃん「にんじんと大根は太さが違いますし、どちらもだんだん細くなっていくので、大きさをそろえるのがむずかしいです」

まさみ先生「そういうときは、下のほうは同じ厚さの輪切りでいいですよ。大きさをそろえるって、シンプルだけど結構大切なことなんです」

【POINT1】仕上がり時間を同じにするために、野菜の大きさはそろえる

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まさみ先生「野菜の切り方や大きさを気にする方は少ないかもしれませんが、火の通り加減や仕上がりの時間をなるべく均等にするために、野菜の大きさはそろえたほうがおいしく仕上がりますよ」

といちゃん「確かに気にしたことありませんでした」

まさる先生「うん!その調子その調子。」

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まさみ先生「ごぼうは、縦半分に切ってから斜めに薄く切って形を合わせてください。厚みがあると火が通りにくいので、なるべく薄めで!皮をむいてしまう方もいるようですが、皮に栄養があるので剥かないほうがいいです」

といちゃん「じゃあ、ごぼうはしっかり洗うことが大切になってきますよね。洗い方のコツってありますか?」

まさみ先生「基本的には、たわしでこすればOK。汚れがしっかり落ちつつ、ほどよく皮も少し削がれていくので、皮を剥くよりずっと香りが残ります。たわしがない場合は、アルミホイルを利用するのがおすすめ。アルミホイルを正方形くらいに切って、くしゃっと丸めてこすってくださいね。」

といちゃん「なるほど!勉強になります!」

まさみ先生「そう言っている間に、だんだんごぼうが長くなってきてますよ(笑)」

といちゃん
「本当だ……(笑)気をつけなければ」

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まさみ先生「切れたら、ごぼうは水につけておきましょうか。 このとき、ごぼうを長時間水にさらしてしまう方がいるんですが、さらしすぎると香りが飛ぶのでサッとで大丈夫です」

といちゃん
「本当にサッとでいいんですね!」

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まさみ先生「最後はお肉の下処理です。脂に旨味がある豚バラ肉は、煮込む料理に合うので、今回はバラ肉を使いますよ。だしを使う場合は、コマ肉がおすすめです。食べやすい3、4cmに切ってください」

といちゃん「わかりました!」

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