ライター : 前田未希

料理家 / フードコーディネーター

ホクホクした栗にキャラメリゼ!

Photo by 前田未希

秋が旬の栗を使ったスイーツをご紹介します。栗といえば渋皮煮にマロングラッセ、モンブランとおいしいもの揃いですが、どれも手間がかかってしまうのがネックですね。下処理が終わったらあとは時間をかけずすぐに食べたい!と感じてしまいます。 そんな時におすすめの、栗を剝いたあとフライパンを使って5分で作れる「栗のキャラメリゼ」はいかが?食べる前からバターとカラメルの香りにうっとりしちゃうひと品です♩

「栗のキャラメリゼ」の作り方

分量(作りやすい量)

栗 15個 砂糖 30g バター 30g 塩 ひとつまみ 黒胡椒 お好みで

作り方

①栗は水に浸した状態でひと晩置く。

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②鍋いっぱいに水をはり、栗と塩(分量外・小さじ1程度)加えて火にかける。

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塩を加えて茹でることで、アクが抜け、甘みが際立ちます。
③沸騰したら蓋をし、弱火で40分以上煮る。

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茹で上がったらしばらくはそのまま置いて粗熱を取りましょう。浸した状態のまま冷ますことで、鬼皮や渋皮が剥きやすくなります。
④水気を切り、包丁で縦に切り込みを入れる。

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実まで貫通しないように、底の硬い部分に刃の下を当てるといいです。
⑤鬼皮を手や包丁を使い、剥く。

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⑥渋皮も同じ要領で剥く。

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いっぺんに鬼皮と渋皮を剥こうとすると、実が割れやすくなります。鬼皮を剥ききってから渋皮、というように段階を分けましょう。
⑦フライパンにバターと砂糖を入れ、中火にかける。

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⑧バターと砂糖が溶け、全体がカラメル色になるまで火にかける。

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かき混ぜると空気が入って、濁った仕上がりになってしまいます。自然に溶けきるので、かき混ぜずに軽くフライパンを傾ける程度でOKです。 中心がカラメル色になるまで火にかけましょう。一気に色づくので、キャラメルの香りが焦げ臭くなる手前で切り上げるのがコツです。
⑨火を弱火にし、栗を加えて全体にカラメルソースを絡める。

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⑩塩を加えて味を整え、火からおろす。

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少量の塩を加えることで、味が引き締まります。お好みで塩をきつめにしてもいいです。

お好みで黒胡椒を挽いて、完成!

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つやつやと光る栗は見た目だけでも気持ちが高まります!バターとカラメルのリッチでこうばしい香りが、食欲をくすぐりますよ。甘ったるくなく、バターの塩気がちょうどよく効いたスイーツです。 ワインに合わせる時は、多めに黒胡椒を挽くと味にメリハリがでます。甘いものと相性のいいブランデーやウイスキーといただく時は、シナモンを振るのもおすすめ。糖度が高いので、長期保存が可能です。秋の夜長のお供にどうぞ。

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