ライター : 伊藤 千亜紀

フードアナリスト

パスタといえば「アルデンテ」

パスタの茹で方の定番、アルデンテ。みなさんも、パスタを茹でる際はアルデンテに茹でるのがよいと思っていませんか? 「アルデンテ」とはイタリア語で"al dente"と書きます。(食べ物の)歯ごたえのあるという意味だそうです。日本語では「コシがある」という言葉が近いかもしれません。 しかし、歯ごたえのある茹で加減といっても、実際どれくらいの時間茹でたらアルデンテのパスタになるのでしょう。アルデンテの茹で加減や茹で時間など、アルデンテについてあれこれご紹介します!パスタ作りの参考にしてみてくださいね。

アルデンテとは……

アルデンテとは、イタリア語で食べ物に歯ごたえがあるという意味を表していることを説明しましたが、実際どれくらいの固さがアルデンテだと思いますか……?

歯ごたえが残る固さ

歯ごたえが若干残る程度の固さがアルデンテと言われています。固さや柔らかさの具合をはっきりと表現するのは難しいところ。アルデンテに固さの明確な判断基準はなく、いってみれば茹でた人の感覚に近いといえるのかもしれません。

実はあいまい……

芯がしっかりある状態、あるいは芯がなくなったけども歯ごたえはある……といったようにアルデンテの表現にはいろいろな形容詞が使われます。少し固めで食感がよいと感じる茹で加減がアルデンテ、という、実はあいまいな表現なのですね。

アルデンテにする上手な茹で方

あいまいな茹で加減のアルデンテですが、それでも、いわゆるほどよく中心の固さを残す茹で方はあります。その茹で加減を知れば、お好みで茹で時間を前後させる工夫もしやすいのではないでしょうか。

パッケージの表示時間を目安にする

基本となるのはパッケージの表示時間です。まずはこれを目安にしましょう。メーカーやパスタの太さなど、パスタ種類や商品によって表示の時間はことなりますが、それぞれのメーカーが適した茹で時間を表示しているので、タイマーを使うなどしてなるべく、この時間に正確に対応するのがよいでしょう。

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