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「魚には痛覚がないから、生きたまま調理しても大丈夫」と、一度は聞いたことはあるのではないでしょうか。世界的にも踊り食い文化は、決して多くなく、よくも悪くも注目されています。しかし、近年の研究結果では、少し話が違ってきているようです。

魚に痛覚はあるの?ないの?

みなさん、魚には痛覚がないって聞いたことありませんか。テレビなどで魚の踊り食いを紹介する時に、ナレーションで言っているのを耳にしたこともあるのではないでしょうか。以前、魚の胴体を生きたままさばいて水槽に戻すとまた泳ぎ始めるといった内容をテレビが放送し、海外で物議を醸しました。では、本当に魚に痛覚はないのでしょうか。

魚に痛覚はないといわれていた

日本の文化でもある魚やイカの踊り食い、これは痛覚がないということが前提でなりたっていました。痛みを感じない魚だから、生きたまま食べても大丈夫、むしろ生きていた方が新鮮でおいしい。そう言われてきました。しかし、近年の研究で新たに分かってきたことがあるようです。

しかし、実際は……?

魚やカニには、表情がありません。あるのかもしれませんが、私たちには、到底理解できないものです。そのことからも、魚は痛みを感じない生き物だ、と思っても何ら不思議なことではなかったのでしょう。

しかし、とある大学の研究で、ヤドカリをつかった実験をおこない、痛覚に近いものがあることが発見されたのです。この実験は、ヤドカリに小さな電気ショックを与えてみるという内容のもの。少量の電流を流してみると、痛そうな反応をしたそうです。そこで、今度は強い電気ショックを流してみたところ、自分の殻を捨てて、逃げていったそう。

この実験から、同じ種類である、ロブスターやカニにも痛覚のような感覚があるのではないかと結論付けたそうです。ロブスターといえば、生きたまま茹でたり、生きたままの調理がセオリーとされているので(例外もあり)、もし、痛覚があったとすれば非常に痛い思いをしていることになります。

そして、ニジマスの頭の部分にマーカーをつけて、神経活動を記録するという実験もおこなわれました。すると、体にダメージを与える刺激にしっかりと反応を示したそうです。これは条件反射とは異なる反射らしく、私たちでいう痛みの感覚に大変近いとのこと。これは、全く同じ痛覚とはいえなくても、それに近い感覚を魚が持っているということになります。

魚の調理方法に物議

魚が痛覚に近い感覚を持っているとなると、私たちがいままでよしとしてきた、白魚の踊り食いや、活き造りなどの調理法は少し難しくなってくるのかもしれません。海外では、前々から残酷な食べ方はやめるべきだ、と批判的な声が多く上がっていました。しかし、踊り食いは日本の文化である、魚には痛覚がないから問題ない、ということを理由に肯定する意見もまだまだ上がっていました。

しかし、痛覚があるとなれば事態は少しずつ変化していくのでは、とネットでは踊り食い文化の存続に不安な声をあげる人がちらほらと見えるようになってきたようです。

日本に根付いた踊り食い文化

食文化とは実に多様です。だからこそ、おもしろくて楽しいのです。海外旅行にいけば、自分の国では食べられないものを食べますよね。それぞれの伝統的な食文化は、これからも未来に残していかなくてはいけません

しかし、時に文化の違いは争いを生むこともあります。ある国では、犬を食べる文化があったり、また、ある国では虫を食べる文化もあります。中国では、生きた鯉の胴の部分だけ揚げた料理があります。この様子がネットにアップされ、日本でも物議を醸しました。「なんて野蛮な食べ方なんだ!」「こんなひどいことがよくできるな!」といった批判的な意見や、「私たちも生きたままのイカをのせて食べるのだから、人のことは言えない」「よその食文化にケチはつけないほうがいい」といった擁護する意見も多くみられました。

たしかに、いままで培ってきた文化を否定されるのは、誰しもいい気持ちはしないでしょうね。

あなたはどうする?

今回ご紹介した内容は、本当にさわりだけです。そして、いまだに魚の痛覚に関しては、諸説あるようです。今現在も、いろいろな研究がされていて、やっぱり魚には痛覚はなかった、なんてことにもなるかもしれません。もし、あなたが関心があるのであれば、少し調べてみるのもいいでしょう。

魚に痛覚があるのかどうかを置いておいても、よく問題にあげられている私たちの踊り食い文化。批判的な意見、肯定的な意見などさまざまありますが、両方の意見をよく受け止めて、あなたなりの考えを持つよい機会にしてみてください。

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