ライター : 堀田 らいむ

webライター

よく見るけどブルドックカクテルって?

皆さんは普段からカクテルを飲まれますか。普段から飲まれている方は一度は注文されたことがあると思います。そんなカクテルとしてはメジャーな「ブルドック(ブルドッグ)」について詳しく紹介していきます。
 まず、ブルドックは、BARや居酒屋などで注文することができるカクテルの1つです。ベースとなるお酒は、ウォッカが使用され、グレープフルーツで割ったものです。ウォッカというと「強いお酒!一気飲みとかするやつ!」と構えてしまうかもしれませんが、カクテルとして混ぜて飲む分には癖が少なく飲みやすいと言えます。これらの材料は近所のスーパーやコンビニでも調達できるため、家庭でも作ることに挑戦しやすいカクテルです。
 ブルドックという名前は何から由来が来ているか不思議に思われることでしょう。
実は、似たようなお酒に「ソルティドッグ」というものがあります。ブルドックのお酒のグラスの縁に塩が付いているものです。 英語では何かがないこと「〜レス」と表記します。例として、「USELESS(役に立たない)」など。塩がないことから、同じように「〜レス」と表記されるものを探していたところ、ブルドッグは別名「テールレス・ドッグ」とも言われていたため、この塩なしカクテルのことを「テールレス・ドッグ」と面白くかけていうようになり、のちに「ブルドック」と表記されるようになったと言われています。
 何も知らないで聞いたら、「ブルドックってあの犬のこと?あのわんちゃんとどう関係があるの?」と不思議に思ってしまうことでしょう。あなたの周りにも、同じように「何の関係があるの??」と疑問には思っているはずです。「実はね」と教えてあげて盛り上がってください。

アルコール度数はどれくらい?

カクテルは注がれるグラスの大きさで2つに分けることができます。ショートカクテルと、ロングカクテルです。
 ショートカクテルは、量の少ないカクテルで、平均的に3分ほどで飲み終わることを想定して作られています。よく、逆三角形のグラスででてくることが多く、一般的に、アルコール度数が高いものが多いです。 
ロングカクテルは、量がショートカクテルに比べると多く、ゆっくりと時間をかけて飲むことを想定して作られています。一般的には、氷やソーダが入っていることが多く、それゆえに時間が経っても美味しさが損なわれにくくなっています。 
ブルドックは、ショートカクテルに分類されるお酒です。それゆえに、アルコール度数は高めとなっており、10%〜15%ほどが目安となっています。ビールや酎ハイと比べると、強いお酒となっていますので、飲みやすいからといっても、飲み過ぎには注意しましょう。 特に女性の方にとっては、ブルドックは「レディー・キラーカクテル」に分類されることもあるくらい。飲みやすいですがアルコール度数が実は高いものとなるため、ほどほどがオススメです。

ソルティドッグとの違い

ブルドッグとソルティ・ドッグ、「何が違うの?」と思われるかも知れません。 上でも記した通り、違いはグラスの縁に「塩(サルト)」がついているかどうかが決めてとなります。塩がついている方が、「ソルティ・ドッグ」、ついていない方が「ブルドック」となります。 友達や相手が飲んでいるのが、オレンジっぽくて、「どっちかな?」と迷った時には、グラスの縁をちらっと見てみてください。そこに光る「塩」があれば、それは「ブルドッグク」ではありません。ソルティ・ドッグの縁についている塩は、塩をグラスの中に落とし入れて飲む、塩は飾りとして楽しむ、両方とも正解です。実際のところ、決まった飲み方はありません。 ただし多くの人が飲んでいる方法として、グラスの縁を回し回転させながら、ついている塩を舐めて、お酒と一緒に飲む、という方法があります。一度試してみて、自身にしっくりとくる飲み方を模索してみてください。

ブルドックカクテルの作り方

材料は、2つだけ! ・ウォッカ
 ・グレープフルーツ 
ウォッカは約45ml、グレープフルーツはジュースを購入し、適量を入れましょう。ウォッカの度数を確認して、その強さに応じてジュースの量をうまく調節して、10〜15度位の度数になるようにしたら出来上がり。
 手順は以下の通り。 
①グラスに氷を入れる 
②ウォッカを45ml入れる 
③グラープフルーツジュースを適量注ぐ 
④バースプーンやマドラーでステア(かきまわす)
 して完成。

 ちなみに海外でブルドッグを注文すると少し変わった材料で出てくることが多いです。 アメリカやカナダでは、ホワイト・ラムとチェリー・ブランデー、ライム・ジュースをシェイクしたショート・カクテルで出てくることが多く、ヨーロッパではドライ・ジンとオレンジジュース、ジンジャーエールを混ぜたものが出てくることが多いです。それゆえに、海外での注文時には気をつけてください。

おわりに

皆さん、ブルドックについて理解は深まったでしょうか。この記事がきっかけとなって、カクテルに興味を持つ方が増えて下さると幸いです。ブルドックは、度数が高いお酒となっているため、飲み過ぎには注意してください。それでは、楽しいカクテルライフをお過ごしください。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

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