ライター : 池野 三奈美

管理栄養士 / Webライター

オクラをゆでる前に、まずは下処理をチェック!

Photo by macaroni

新鮮なオクラは、濃い緑色でうぶ毛がしっかりと生えていて、ヘタの切り口が変色していないのが特徴です。

オクラをおいしく食べるためには、下処理がとても大切。下処理でうぶ毛やかたい部分を取り除くと、口当たりがよくなって食べやすくなり、見た目もきれいに仕上がりますよ。

【基本】オクラの下処理

1. オクラを水洗いして、板ずりする

Photo by 稲吉永恵

オクラを水で洗い、汚れを落とします。オクラに塩をまぶして、手のひらでまな板にかるく押し当てながら、コロコロと転がします。オクラに塩を直接こすりつけてもOKです。

2. ヘタとガクの処理をして、水で洗い流す

Photo by 稲吉永恵

ヘタについている茎を包丁で切り落とします。ガクは角をそぐように、まわりの筋の部分をむきましょう。このとき、切りすぎには注意が必要です。オクラの穴が出てしまうと、オクラの中に湯が入り水っぽくなってしまいます。そのため、ガクから下の部分は切らないようにしましょう。

全体を水で洗い流したら、下処理は完了です。

コツ・ポイント

  1. 板ずりをすると、うぶ毛がとれて口当たりがよくなります。
  2. ヘタとガクの処理をすると、ヘタの部分まで食べやすくなります。

お好みの食感で!オクラのおいしいゆで時間

アルデンテ風に仕上げる方法

Photo by 稲吉永恵

オクラは生でも食べられる野菜です。サラダや和え物、冷奴や納豆のトッピングにすると、シャキシャキとした食感を楽しめます。生オクラの青臭さが気になる場合は、さっと湯通しするのがおすすめです。ゆで時間は10秒程度を目安にしましょう。

おすすめのメニュー

  1. サラダ
  2. 和え物
  3. 冷奴・納豆のトッピング

ほどよい食感に仕上げる方法

Photo by 稲吉永恵

オクラの下ごしらえをしたいときは、電子レンジ加熱がおすすめです。ほどよい食感を残しながら、きれいな緑色に仕上がります。湯をわかす手間がいらないので、時短になるのもうれしいポイントです。

下処理をしたオクラを濡れたまま耐熱容器に並べて、ラップをかけます。加熱時間は600Wで40秒~1分が目安です。500Wの場合は10秒追加してください。加熱したあとは冷水に浸して粗熱をとり、ザルにあげて冷ましましょう。
※お使いの機種によって加熱時間は異なります。様子を見ながら加熱時間を調整してください。

おすすめのメニュー

  1. 肉巻き
  2. 炒めもの
  3. 丼・麺類のトッピング

食べやすい食感に仕上げる方法

Photo by 稲吉永恵

オクラを好みの食感に調理したい場合は、ゆで時間で調節しましょう。オクラの食感をほどよく残したいときのゆで時間は、1分程度が目安です。子どもやご年配の方でも食べやすいように、やわらかくしたいときは長めに1分半~2分ゆでてください。

ゆでたあとはすぐ冷水にとって冷ますのが、好みのかたさに仕上げるポイントです。食べやすい食感になるように、ちょうどよいゆで時間を見つけてくださいね。

おすすめのメニュー

  1. おひたし
  2. 煮物
  3. 丼・麺類のトッピング

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