ライター : 堀田 らいむ

webライター

静岡県民のソウルフードのっぽパンとは?

1949年、静岡県の沼津市に設立した製パン会社エヌビーエス(旧名 ヌマヅベーカリー)が、1978年に販売を開始した「のっぽパン」。当時は1つ50円で販売されており、静岡県内で瞬く間に人気の商品へと発展していきました。正式名は「のっぽ」のみですが、パンをつけた呼び名の方が定着しています。 その名の通り、長さ約34cmある細長いシルエットが印象的なコッペパンに、中にはミルククリームが入っています。現在ではクリーム以外にも多数のフレーバーがあり、バリエーションは豊富。さらに人気を集めるロングセラー商品です。 パッケージにはキリンのイラストが描かれており、沼津市の隣町である三島市楽寿園にいるキリンが子どもたちの注目を集めていたことによって採用されたようです。2007年のっぽパンは惜しまれながらも製造を休止しましたが、復活を望む多くのファンの声に後押しされ2008年、手作りでのっぽパンを販売するお店「のっぽバンデリ」がオープン。 静岡県民に愛されるソウルフードとして、テレビでも紹介されるほどの名物パンです。そんな見事な復活劇を遂げたのっぽパンの人気フレーバー、現在はどうやって購入できるのかなど、細かくご紹介します。
頻繁に新しい味が登場するのっぽパン。これまでも数々の話題作が誕生し、注目を集めてきました。のっぽパンの中でも人気の高い味をご紹介します!

元祖のっぽパンの味!「クリーム味」

販売開始当初の原料・味を今もしっかりと忠実に再現しているクリーム味は140円(税込み)です。ふんわり香るミルククリームを使用するのっぽパンの中でも、断トツの人気の味。 販売当初は菓子パンといえばあんぱんなどの丸型が多かったため、長細いのっぽパンの形は新鮮だったようです。食べ続けていってもまんべんなくパンとクリームが味わえ、食べやすく飽きのこない味は昔も今もそのまんま。のっぽパンビギナーは、まずはここからスタートしましょう。

定番の人気フレーバー「チョコ味」

1980年から発売されているチョコ味は、初期はクリーム味にチョコをミックスしたバターチョコクリームをサンドしていました。 これまで色々なチョコ味が販売されており、現在はベルギーチョコを使用しコクのある滑らかなチョコクリームを採用しているようです。チョコ味は150円(税込み)で販売されています。ベルギーチョコって聞いただけで手を伸ばしそうになりますね。

風味豊かな味わい「ピーナッツ味」

のっぽパンの定番の味のひとつとされるピーナツ味は150円(税込み)。こちらもさまざまな改良がおこなわれ、粒入りのピーナツクリームはグレードアップしたんだそう。 コッペパンとピーナツクリームのバランスが絶妙にマッチした、素朴な味わいを楽しめるひと品です。改良を加えることでおいしくなっていくことも、のっぽパンが愛される理由なんでしょうね。

静岡だけじゃない!のっぽパンが買える販売店が拡充中

発売当初から2007年の休止までは、地元のスーパーやコンビニどこでも買えたのっぽパン。2008年の再始動時には、静岡駅に設置された「のっぽバンデリ」など決まったスポットのみでしか購入できなかったようです。 その後、徐々に店舗を増やし、一部のスーパーでものっぽパンの取り扱いをリスタート。静岡県内の一部コンビニエンスストアでも、新商品の先行販売を行っています。静岡県以外にも、愛知県、東京都、千葉県、埼玉県、神奈川県でも現在販売されており、のっぽパンの販売範囲が拡大しているようです。休止前よりも広い範囲で買えるようになっているんですね。

ついに通販も!全国どこからでものっぽパンをゲット!

2015年4月からのっぽパンが通販で購入できるようになりました。幻ののっぽパンを、いつでもどこでも簡単に食べられますよ。 のっぽパンクリーム味、チョコ味3本、ピーナツ味2本の定番フレーバーを10本詰め合わせたセットが1,600円(税込み)で販売されています。気になる人は今すぐチェック!
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