ライター : 相原民人

バリスタ

エアロプレスの特徴

コーヒーをもっとおいしく飲むための知識やテクニックを、吉祥寺のロースター「ライトアップコーヒー(LIGHT UP COFFEE)」のオーナーバリスタ、相原民人がご紹介する連載の第7回。今回は急激に知名度を上げている、新進気鋭の抽出器具エアロプレスについてご紹介します! エアロプレスはアメリカのフリスビーメーカー「エアロビー社」が発明した新しいタイプの抽出器具です。もともとはアウトドア用として開発された歴史があり、タフで使い勝手のいい抽出器具として重宝されています。味の特徴としては、手で圧力をかけるので重力だけで抽出するドリップでは出せないようなフレーバーや甘さ、そしてとろみのある口当たりを感じることができます。

エアロプレスのメリット、デメリット

エアロプレスのいいところのひとつに抽出の手軽さが挙げられます。ドリップほどテクニックを要さずに淹れられるので、誰でも簡単においしいコーヒーをつくることができます。味を作る変数も少ないので、レシピがそのまま味に影響するのも面白いところ。また持ち運びが楽でエアロプレス以外に道具も要さずに淹れられるのでアウトドアなどにも重宝されます。 デメリットとしては素材そのものの味が強く出る分おいしい豆で淹れなくてはいけないところです。安い豆をおいしく淹れたい場合は、ドリップの方が向いています。ぜひお気に入りのロースターで購入した豆を、エアロプレスでじっくり味わってみてくださいね。

まず用意したい器具

エアロプレス

ITEM

エアロプレス コーヒーメーカー

¥3,836〜

※2020年7月10日時点 価格は表示された日付のものであり、変更される場合があります。本商品の購入においては、Amazon.co.jpおよびrakuten.co.jpおよびshopping.yahoo.co.jpで正確かつ最新の情報をご確認ください。
これがなくては始まりません。ちょこちょことデザインもマイナーチェンジされていて、昔のものだとプレミアがついて値段が高くなっている場合もあります。現行のものは4000〜5000円ほどで購入できます。エアロプレスは、エアロビー社が特許を取っている抽出器具なので、他のメーカーからは発売されていません。

ミル

ITEM

HARIO ( ハリオ ) 手挽き コーヒーミル ・ セラミック スリム MSS-1TB

¥2,188〜

※2020年7月10日時点 価格は表示された日付のものであり、変更される場合があります。本商品の購入においては、Amazon.co.jpおよびrakuten.co.jpおよびshopping.yahoo.co.jpで正確かつ最新の情報をご確認ください。
手動でしたらハリオのセラミックミル、電動でしたらカリタのナイスカットミルがオススメです。手動は1〜2人分ならいいのですが、3人分以上挽くとなると非常に疲れます。電動ミルはとてもに便利なのですが、少し値段が張ります。フードプロセッサーのようなプロペラ式のものは引き目が均一にならないのであまりオススメしません。

ピッチャー

エアロプレスにセットした粉にお湯を注ぐことができればば、なんでもいいです。エアロプレスがセットできる口径であれば、注湯とサーバーの役割を兼ねられるので一石二鳥です。

サーバー

ITEM

ハリオ コーヒー&ティーサーバー テコ TC-100B(1コ入)【ハリオ(HARIO)】[ティーポット]

¥617

※2020年3月9日時点 価格は表示された日付のものであり、変更される場合があります。本商品の購入においては、Amazon.co.jpおよびrakuten.co.jpおよびshopping.yahoo.co.jpで正確かつ最新の情報をご確認ください。
エアロプレスをセットできる口径のものであればなんでもいいです。マグカップに直接プレスしても大丈夫です。

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