ライター : はちこ

料理研究家 / 元イタリアンコック

シャルロットケーキとはどんなお菓子?

特徴

シャルロットケーキは貴婦人の帽子のような見た目の、華やかでかわいらしいケーキ。ふわふわとした軽い食感のビスキュイ生地で側面と底を作り、中にババロワやムースなどを流し込み冷やし固めます。ビスキュイ生地で蓋をしたり、フルーツを飾ったりするのも特徴のひとつ。リボンでラッピングされることが多く、おもてなしやパーティに喜ばれるケーキです。

歴史

もともとは18世紀末のイギリスで、温かいケーキとして作られたのが始まりとされています。バターに浸したパンでまわりを囲み、中にりんごのコンポートを入れるどっしりとしたケーキとして食べられていました。

19世紀に入り、フランスのパティシエにより軽いビスキュイ生地の中にババロアを流して作る冷たいケーキにアレンジされました。見た目が美しく「シャルロット・パリジェンヌ」と呼ばれて、王侯貴族の間で広まったといわれています。

名前の由来

名前の由来には諸説ありますが、18世紀のイギリス国王である、ジョージ3世の王妃シャーロットが好んで被っていた帽子に形が似ているため、その名にちなんで名づけられたという説が有力です。

シャルロットケーキの人気&アレンジレシピ7選

1. 華やか!いちごのシャルロットケーキ

Photo by macaroni

彩り豊かなフルーツとリボンがキュートなシャルロットケーキ。中はビスキュイ生地といちごのムースを層にします。切り分けたときにも見栄えがしますよ。ヨーグルト入りのムースは、クリームチーズにヨーグルトの酸味が加わり濃厚ながら軽やかな口当たりです。

2. 上品で大人の味わい。桃のシャルロットケーキ

桃のピューレと桃の果肉をたっぷり使うババロワを、しっとりやさしい甘みのビスキュイ生地で包みます。上品な味わいのシャルロットケーキはおもてなしに喜ばれますよ。ビスキュイ生地にはラム酒を効かせるシロップを塗り込み、洋酒香る大人味。作る工程は多いですが、その分おいしさはひとしおです。

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