ライター : 渡辺 りほ

管理栄養士

チョコレートの食べ過ぎは体に悪い?

昼食と夕食の間に適量のチョコレートを摂る場合、夜間の食べ過ぎ対策になるほか、気分転換につながるというメリットがあります。しかし、食べ過ぎには要注意。肌荒れにつながったり、太りやすくなったりするほか、生活習慣病のリスクを高めてしまうおそれも。具体的なデメリットを見ていきましょう。(※1,2)

チョコレートの食べ過ぎによる症状・リスク

食べ過ぎによる症状

  1. 糖質・脂質の摂り過ぎで太る
  2. 腹痛や下痢をおこす
  3. 肌荒れにつながる
  4. 生活習慣病のリスクUP
  5. カフェインの摂り過ぎ

糖質・脂質の摂り過ぎで太る

チョコレートをはじめとする菓子類には、糖質や脂質が多く含まれています。糖質と脂質はどちらも身体を動かすためのエネルギー源になる栄養素です。

摂取した糖質や脂質がエネルギーとして消費されずに体内で余ると、中性脂肪として蓄えられます。そのため、チョコレートを食べ過ぎると肥満につながる原因になります。(※1,3,4)

腹痛や下痢をおこす

チョコレートに限らず、食べ過ぎは消化不良につながる場合が。おなかが冷えると下痢を引き起こすおそれがあるため、とくに冷たいアイスクリームやドリンクには注意が必要です。

また、チョコレートの摂り過ぎは、下痢や便秘を繰り返す疾患である「過敏性腸症候群」の症状を悪化させます。(※5,6)

肌荒れにつながる

チョコレートを食べ過ぎるとニキビができる……というイメージがある方も多いのでは?実際にはチョコレートとニキビの関連性は明らかになっていませんが、チョコレートに多く含まれる糖質や脂質を摂り過ぎると肌荒れにつながります。

また、食べ過ぎにより肌の色がくすむ場合もあります。(※7,8,9)

生活習慣病のリスクUP

チョコレートのような甘いお菓子を食べ過ぎてしまうと、LDLコレステロール値が高くなり、生活習慣病のリスクが生じるおそれがあります。

血液中のLDLコレステロールは血管内に沈着して血栓を形成します。最悪の場合、血管が詰まってしまい、心臓に負担がかかるおそれが。生活習慣病のリスクが高まるため、お菓子は食べ過ぎないようにしましょう。(※10,11,12)
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