初期(月齢5~6ヶ月頃)

離乳食初期は、野菜をよくすり潰してなめらかな状態にしましょう。裏ごし器を使用して、しっかりペースト状にします。皮付きでゆでた場合は、手で皮を剥いたり、潰しながら皮を取り除くとよいですよ。

中期(月齢7~8ヶ月頃)

中期には、食材を2~3mmのみじん切りにするのが基本です。食べる分だけを器に入れ、フォークやスプーンを使って、2~3mmの粒の大きさに潰していきましょう。ここでもやはり、皮つきで調理した場合は潰しながら皮を取り除きます。

葉物の野菜は、繊維を断ち切るために包丁とまな板を使用してください。縦、横、斜めに繊維を断ち切るように刻むのがポイントです。

包丁とまな板を使用した場合は、衛生上、野菜を再加熱する必要があります。再加熱の際は、鍋に少量の水を入れ、沸騰した状態で90秒ほど火を通しましょう。

後期(月齢9ヶ月~11ヶ月)

後期には、5~7mmのものが食べられるようになります。フォークやスプーンを使い、粗みじん切りほどの大きさに潰しましょう。中期と同様に、葉物は包丁で繊維を断ち切ってください。包丁を使った際は、再加熱を忘れずに。

完了期(月齢12ヶ月~18ヶ月)

スティック状のものが食べられるようになる完了期では、フォークやスプーンで1cm角の大きさにカットします。

完了期の赤ちゃんは好奇心旺盛で、手づかみ食べを始めます。お子さんの成長に合わせて、角切り、半月切り、輪切りにするなどして、手づかみで食べやすいように調節しましょう。

また、この時期は奥の歯茎で食べ物を噛みつぶして食べる時期です。しっかり噛めている子は、左右両方の奥の歯茎に食べ物を送り込んで食べるので、口が左右に動くような動きをします。お子さんが噛んでいるときの口の動きをよく見て、食材の大きさを調節しましょう。

出汁やお茶パックを使うやり方

Photo by 渡辺里穂

野菜の皮を剥いて、角切り、または食べやすい大きさに切ったら、お茶パックの中に入れて包みます。それを炊飯釜に並べ、お茶パックがヒタヒタに浸かるくらいまで水を入れます。この後の工程は、基本の作り方と同様です。

お茶パックを使用するメリットは、いろいろな野菜の離乳食を一度に作れること。炊飯前の米の上に、カット野菜入りのお茶パックをのせれば、大人用のごはんと離乳食用の野菜を同時に炊飯することができるという利点もあります。

ラップやアルミホイルを使うのはNG

ラップやアルミホイルを使用した炊飯器調理は、好ましくありません。炊飯器が壊れる可能性があるため、絶対に使用しないでください。
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