ライター : maa068

パティシエ / フォトグラファー

都市型農場野菜「Infarm」がアジア初の販売を開始!

Photo by Infarm – Indoor Urban Farming Japan株式会社

スーパーの店内で野菜やハーブを栽培し販売する、次世代型屋内垂直農法を取り入れたInfarm(インファーム)が東京都内3店舗のスーパーマーケットで開始しました。なんとアジアでは初めての出店なんですよ。

店内に設置された「ファーム(畑)」で栽培されたハーブや野菜は根を付けたままにすることで、味わいと風味がしっかり保たれた状態で収穫できるそう。化学農薬は一切使用しないので、おいしくて健康的な野菜を新鮮なまま購入して食べられます。

ベルリン発「Infarm(インファーム)」とは

Photo by Infarm – Indoor Urban Farming Japan株式会社

インファームは、2013年にベルリンで設立された世界最大級の都市型農業プラットフォーム。毎月50万本以上の植物を収穫し、独自のネットワークで流通させているそうです。

これまでドイツ、スイス、フランス、ルクセンブルク、イギリス、デンマーク、オランダ、アメリカ、カナダの9か国において販売。それぞれの作物の育成状況に合わせた環境を整えることができるユニット(ファーミングユニット)を世界で1,200以上設置しています。

インファームの垂直農法とサステナビリティ

Photo by Infarm – Indoor Urban Farming Japan株式会社

インファームが取り入れている垂直農法というのは、畑や温室などで野菜やハーブを栽培する代わりに高層ビルや倉庫など、高さを利用して垂直的に農作物を作る方法です。天候に関係なく一年中安定して作物を生み出せ、従来の農業のように広い土地を必要としないので、都市部でも食物を栽培できます。

従来の土地を使った農業よりも土地99.5%減、水95%減、輸送距離90%減を実現しています。革新的な農業技術により、水や肥料の使用量を飛躍的に抑えることができるんですね。そして、店内で栽培・収穫することによって食品廃棄の削減にもつながっています。

どこのスーパーに導入されているの?

インファームは2021年1月19日より紀ノ国屋インターナショナル(青山店)、1月23日にはDaily Table KINOKUNIYA 西荻窪駅店、1月26日にはサミットストア五反野店にて、販売を開始しました。4月までに首都圏での出店も複数予定しているそうですよ。

実際にインファームのハーブを食べてみた!

Photo by maa068

インファームではミント、イタリアンバジル、イタリアンパセリ、パクチー、レッドソレル、スカーレットケールのバラエティに富んだハーブ6種と、わさびルッコラ、クレソン、赤からし菜などの葉物野菜の取り扱いもあります。

今回はそのなかからミント、イタリアンバジル、イタリアンパセリ、パクチーの4種を食べ比べてみました!

根つきのみずみずしいハーブに驚き…!

Photo by maa068

根がついたままのハーブは、みずみずしく、さわやかな香りが部屋中に漂うほど新鮮です。どんな料理に使うかを考えるのが、自然と楽しくなってきました♪
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