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自然食の魅力を発信し続ける「根津の谷」
大通り沿いに自然食品店、ちょっと路地を入ったところに玄米菜食レストランがあり、両店は店内でつながっているものの、入口は別。
このメニューで自然食&ヴィーガンということは、有機野菜や無添加食品を使った和食メニューということなのでしょうか。
迎えてくれたのは、自然食に携わって40年以上というベテラン女性店主。
「もともと、ここには蔵があったんです。その雰囲気をなるべく残しながら作ったのがこのレストラン。テーブルは長年商品棚として使われていた松の木、天井はヒノキの間伐材、カウンターは杉の木。床も木にしてもらいました」(店主)
ボリューム満点!やさしくおいしい定食
メニューのこだわりは、「もちもち食感の玄米」。
「ご飯を食べると、お腹にしっかり力が入るので」と店主。玄米は、白米に比べて多くの栄養成分が含まれているのは知っていましたが、何よりしっかりエネルギーチャージができそうです。
また、素材の味を生かして季節の味を楽しむ、というのも同店のこだわり。国産食材や有機食材をなるべく使い、動物性食材や白砂糖、化学調味料は使用していません。
日替わり根津の谷定食
定食が運ばれてきて驚いたのは、その色鮮やかさ。和食で自然食やヴィーガンというと、精進料理のような地味なものをイメージしてしまいがちですが、配された主菜や副菜はどれも彩りがきれい。
食べてみるとその通り、食感がもちもちです。黒胡麻と塩を合わせてすった胡麻塩のふりかけも、玄米ととてもよく合います。
お味噌は、併設の自然食料品店で扱っている伝統製法で作られた「麦味噌」と「豆味噌」を合わせ、具材は野菜やお麩など、この日は5種類。煮干しやかつおを使っていないせいか、とてもすっきりした味わいです。
「一日30品目食べましょう」とよくいいますが、ランチでこれほどの食材を食べれば、簡単にクリアできそう。
味わいは、しっかりしていながら脂っこさがなくあっさり。ヴィーガンメニューでいてボリュームたっぷりというのもうれしいですね。「日替わり根津の谷定食」は毎日メニューが変わるので、何度訪れてもいろいろな味を楽しめます。
くま笹やハト麦、延命草などをブレンドしたお茶で、香ばしい風味が口いっぱいに広がります。お代わり自由ですが、1杯をじっくり味わいたくなります。
ヴィーガン和スイーツで、ほっとひと息
ランチスイーツ&ドリンク
スイーツはすべて手作り。しかも、使っている食材は、「国産全粒粉」「国産薄力粉」「アルミニウムフリーのベーキングパウダー」などと、同店らしいこだわりが満載。ほかではなかなか食べられない逸品がそろいます。
「オーガニックブレンドコーヒー」には、ミルク&シュガーではなく、有機無調整豆乳&てんさい糖が付いてきます。サトウキビではなくてんさいを原料にした甘味料「てんさい糖」は、白砂糖より甘みがまろやかで、天然のオリゴ糖が含まれています。
ぎっしり濃縮したような食感で、プルーンの甘みと酸味がアクセントになっています。バターや卵を使っていないせいか、和洋折衷という味わい。
ナチュラルライフを、日常にちょっとずつ
夜9時まで営業しているので、お仕事帰りにも立ち寄れますね。
自然食を知り尽くした店主とスタッフさんにアドバイスいただきながら、今日からでも簡単に自宅で取り入れられる自然食を4つ選んでみました。
今日から取り入れられる、おすすめ自然食品4選
「玄米をおいしく炊くには、圧力鍋か土鍋で」という店主のアドバイス。玄米を自宅で炊くのはむずかしいので、この玄米おにぎりを買うことにしました。
合わせるお味噌汁は、しいたけのダシと5種の具材、自宅にあった有機味噌を使って、いつもとちょっと違う味に。
普段肉も野菜も食べる人が、いきなりベジタリアンやヴィーガンメニューだけにするのは大変なので、このような商品はちょうど良いかもしれません。食べてみると、いくらか大豆の風味がするものの、ほとんどお肉のミートボールと変わりませんよ。
「川上さんの三年番茶 薪火寒茶」は、マクロビオティック愛好者に好評で、体をじっくり温めてくれるお茶。煮出して作る香ばしい味が特徴です。
「無添加北海道きなこねじり」は、北海道産のきなこ・塩・てんさい糖を使った和菓子。しっかり甘くて、お茶うけにぴったり。
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