ライター : Sheage(シェアージュ)

この記事は、私らしく、もっと輝く。 - ライフスタイルマガジン「Sheage」の提供でお送りします。

ご飯を美味しく保ち、美しく見せるお弁当箱

「曲げわっぱ」とは、スギやヒノキなどの薄い木板を曲げて縁を作った木製の箱のこと。木の温もり感じられる素朴さと、ごはんを美味しく保つ効能が注目され、近年人気のお弁当箱のひとつです。SNSなどでも、曲げわっぱに詰められた美しいお弁当の写真を目にすることが多いのではないでしょうか。
曲げわっぱを使うメリットはたくさんあります。

お米から出る余分な水分を適度に吸い取ってくれるのでベチャベチャせず、ふっくらとしたご飯になり、時間が経って冷めてしまっても美味しさをキープ。

また木そのものが持つ調湿作用で、お弁当内の湿気を調節。それにより、夏はご飯やおかずが傷みにくく、冬はご飯が固まりにくいため、一年を通して安心して美味しくお弁当を楽しむことができます。

さらに、薄い板状の木をくるっと曲げて作られているためとても軽く、持ち運びの際の負担が少ないのも嬉しいポイント。

そして、なんといってもお弁当が美しく見えること。残り物のおかずを適当に詰め込むだけでも、お洒落で美味しそうに見えるのです。

慣れれば簡単。基本のお手入れ方法

そんな魅力たっぷりの曲げわっぱですが、扱いが難しそう…と購入を躊躇してしまう方も少なくないでしょう。

でも、お手入れはポイントさえ押さえれば実は簡単なんです。

使いはじめはご飯がこびりつきやすくなってるので、最初の数回は内側を水でぬらし、ふきんで拭いてからご飯を入れましょう。

数ヶ月使ってるうちに内側の表面が自然にコーティングされて、水で濡らさなくてもご飯がこびりつかなくなるのだそう。
使用後はお湯を入れて汚れを浮かしてから、スポンジなどで洗います。中性洗剤は汚れが気になるときだけ使いましょう。

仕上げに50~60℃の湯をかけて布巾で拭き取り、上向きにして風通しの良い所で何も被せずに十分に乾かします。伏せて乾燥させると黒ずみの原因になるそうなので注意しましょう。

※製品によってお手入れ方法が異なることもあるので、ご使用前に取り扱いの注意点をしっかりと確認してください。

面倒なお手入れがいらない漆塗りのお弁当箱

基本の知識が入ったら、お気に入りのお弁当箱を探してみましょう。

今回は、お手入れが楽ちんな初心者にもおすすめの曲げわっぱを集めたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

写真は、「杉の木クラフト」が作る、拭き漆の曲げわっぱ。漆を塗り込んでいるので油汚れや色移りの心配もなく、中性洗剤を気兼ねなく使えます。

スギの木目や風合いが楽しめるシンプルなデザイン。付属の仕切りなどもないので、おかずやご飯の量も自分好みに調整して詰められますね。

杉の木クラフト
うるしの弁当箱
ふつうサイズ 6,160円(税込)
大サイズ 6,820円(税込)

ナノコーティングの効果で食洗器OK

紀州ヒノキを贅沢にくりぬいて作られた「角田清兵衛商店」のお弁当箱。蓋を開けるたびにほのかなヒノキの香りが漂い、ほっと心が和みます。

角に丸みがあるので、洗いやすい形状。さらには、天然木にナノコーティングがされており、なんと食洗機OKです。

角田清兵衛商店
紀州桧ランチボックス 角(1段)
ナチュラル/ダークブラウン 9,350円(税込)
うるし塗り 13,200円(税込)

使い勝手のよいまんまるフォルム

同じく角田清兵衛商店から、まんまるで可愛らしいフォルムのお弁当箱を。こちらもナノコーティングが施されています。

おかずが詰めやすい丸い形は使い勝手がよく、見た目にもお洒落なのでビジュアルにこだわりたい方にもおすすめ。仕切りは取り外し可能なので、おにぎりやお寿司を入れたり、おかずとご飯を盛りつけたり、自由に楽しんでくださいね。

おひつ弁当箱 ナチュラル/ダークブラウン

S 4,400円(税込)
L 4,950円(税込)

こだわりのお弁当箱で素敵なランチタイムを

今は、100円ショップなどで安くお弁当箱を手に入れられる時代。つい雑に扱っても、傷んだらすぐに買い替えることができてしまいます。でも、ちょっぴり手間をかけてお手入れし、長く大切に使っていくお弁当箱は、きっと思い入れ深い特別なものになるはず。そんなお弁当箱で食べるランチは、またひと味違ったものになるかもしれません。 せっかくの一息つけるランチタイムをワンランクあげるために、納得したものを選んでみてはいかがでしょうか?
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