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この記事は、私らしく、もっと輝く。 - ライフスタイルマガジン「Sheage」の提供でお送りします。
器の欠けや割れを修復する「金継ぎ」
お気に入り器が欠けてしまったり割ってしまったりしたとき、そのショックは大きいもの。ですが日本には、古くからそんな器を蘇らせる「金継ぎ」があります。
ひびや欠けなど、破損してしまった部分をうるしでつなぎ合わせ、その上から金の粉などをまいてつなぎ目を美しく装飾する技術です。室町時代に確立されたと言われており、茶の湯文化の茶器修復のために受け継がれてきました。
金継ぎは今では茶器以外にも利用されています。
職人のような技術をもっていなくても、割れてしまった器をなんとか使い続けたいという人が習得しているのです。また、見た目の華やかさに惹かれてアクセサリーに応用する人もいるのだそう。
Instagramでも、体験教室や自宅で金継ぎをしたというアイテムの投稿が多く見らるほか、日本だけではなく海外からもハウツー動画が発信されていて、注目を集めていることがわかります。
金継ぎの基本に挑戦できるキット付きの本が登場
そんななか登場したのが、金継ぎのやり方をわかりやすく説明した本『大人のおしゃれ手帖特別編集 簡単!おうちで金継ぎ』です。
こちらには初心者でも挑戦しやすい、ひびの修復に使えるキット(合成うるし・うすめ液・金の粉・銀の粉・竹串)が付録として付いてきます。キットを使えば、入門編として実際にひびを修復し、金継ぎで一番楽しいと言われる色をつける工程にチャレンジすることができるのです。
ひびだけではなく、欠けや呼び継ぎといったほかの修復のやり方も紹介されているので、慣れてきたら道具を揃えてレベルアップすることができますよ。
大切な器をずっと使い続けられる、とっておきの趣味に
金継ぎは、ひびを合成うるしを使って修復するのに約1日、金粉を塗って乾かすのに約2日と、計3日程度かかります。時間をかけて行うものなので、家で過ごす時間が増えている今挑戦してみるのがおすすめです。
修復し終えた器はもとのように日々の食事に使え、作業中を楽しむだけではない、実用的なものとなってくれます。好きなものが長く使い続けられ、エコやサステナブルにもつながる、そんな素敵な趣味をこの秋から始めてみませんか?
writer / 凪 photo / 宝島社
取材協力
大人のおしゃれ手帖特別編集 簡単!おうちで金継ぎ
刊行:宝島社
定価:3,800円(税別)
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