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老酒(ラオチュウ)とは?
「老酒(ラオチュウ)」は中国酒のひとつです。中国はお酒の種類がとても多く、大きく分けてふたつに分類されます。ひとつは、醸造酒を蒸留させて造る「蒸留酒」。もうひとつは原料を酵母でアルコール発酵させて造る「醸造酒」。老酒は醸造酒に分類されます。
蒸留酒・醸造酒どちらも原料や麹の種類によってさらに細かく分かれますが、醸造酒は一般的に「黄酒(ホワンチュウ)」「白酒(パイチュウ)」「果酒(クワチュウ)」「薬味酒(ヤオウエイチュウ)」「啤酒(ビール)」「外来酒」の6つに分類されます。
蒸留酒・醸造酒どちらも原料や麹の種類によってさらに細かく分かれますが、醸造酒は一般的に「黄酒(ホワンチュウ)」「白酒(パイチュウ)」「果酒(クワチュウ)」「薬味酒(ヤオウエイチュウ)」「啤酒(ビール)」「外来酒」の6つに分類されます。
老酒は「黄酒」の一種
老酒は、中国でもっとも古くからあるお酒「黄酒(ホワンチュウ)」の一種。主に米が原料で、稲作地方で多く造られています。
ほかの黄酒と老酒の違いは、熟成期間。一般的に、黄酒を陶器の壺や甕(かめ)で3年以上寝かせたものを老酒と呼びます。また、色にも違いがあります。多くの黄酒が黄金色や濃い紅色なのに対し、老酒は琥珀色をしているのが特徴。長期間熟成させることで、色が濃くなり風味や香りが増します。
ほかの黄酒と老酒の違いは、熟成期間。一般的に、黄酒を陶器の壺や甕(かめ)で3年以上寝かせたものを老酒と呼びます。また、色にも違いがあります。多くの黄酒が黄金色や濃い紅色なのに対し、老酒は琥珀色をしているのが特徴。長期間熟成させることで、色が濃くなり風味や香りが増します。
紹興酒と老酒の違い
中国酒でもっともポピュラーな「紹興酒(しょうこうしゅ)」も老酒と同じ「黄酒」の一種です。そのため混同されることが多いのですが、違いがあるんです。
それは、造られている場所の違い。「紹興酒」は浙江省紹興市で造られる黄酒を指します。また、紹興酒には中国政府が定めた定義があり、浙江省紹興市・鑒湖の湧き水を使い、製造後3年以上の貯蔵熟成期間を経て製品化したものだけが紹興酒と名乗ることを許されています。
それは、造られている場所の違い。「紹興酒」は浙江省紹興市で造られる黄酒を指します。また、紹興酒には中国政府が定めた定義があり、浙江省紹興市・鑒湖の湧き水を使い、製造後3年以上の貯蔵熟成期間を経て製品化したものだけが紹興酒と名乗ることを許されています。
紹興酒であり老酒でもあるお酒がある?
ITEM
陳年紹興貴酒10年
¥2,480〜
内容量:640ml アルコール度数:15% 原料:もち米(中国産)、小麦(中国産)、カラメル色素(中国産)
※2020年8月11日時点
価格は表示された日付のものであり、変更される場合があります。本商品の購入においては、Amazon.co.jpおよびrakuten.co.jpおよびshopping.yahoo.co.jpで正確かつ最新の情報をご確認ください。
実は、紹興酒であり老酒でもあるお酒があるんです。それが「紹興老酒」。
紹興市で造られる老酒のことを「紹興老酒」と呼んでいるんですよ。ちなみに、上海で造られる老酒は「上海老酒」、福建省で造られる老酒は「福建老酒」と、同じ老酒でも造られる場所によって名称が異なります。
こちらの「紹興老酒」は長期熟成を表す「陳年」の名称がつけられたお酒。甕(かめ)で10年かけて熟成させる上質なもので、まろやかな風味と芳醇な香りが格別と評判です。
紹興市で造られる老酒のことを「紹興老酒」と呼んでいるんですよ。ちなみに、上海で造られる老酒は「上海老酒」、福建省で造られる老酒は「福建老酒」と、同じ老酒でも造られる場所によって名称が異なります。
こちらの「紹興老酒」は長期熟成を表す「陳年」の名称がつけられたお酒。甕(かめ)で10年かけて熟成させる上質なもので、まろやかな風味と芳醇な香りが格別と評判です。
老酒の楽しみ方
おすすめの飲み方
老酒は割らずに常温で飲むのが基本とされていますが、暑い日はソーダ割りにしたり、中国茶やビールで割るのもおすすめ。本場中国では、梅干しやレモンスライスを浮かべて飲んだり、生姜を合わせたりするのも人気なんですよ。
また、日本では老酒に角砂糖を入れる飲み方も人気です。これは中国酒が輸入され始めた明治時代に広まった飲み方。当時は輸入途中にお酒が劣化してしまい、風味が損なわれてしまうことが多かったことや、クセが強い中国酒をマイルドにするために広まったと言われています。
現在は高品質の老酒が輸入されるようになり、独特の甘みが楽しめるので、砂糖を入れずに味わってみてください。
また、日本では老酒に角砂糖を入れる飲み方も人気です。これは中国酒が輸入され始めた明治時代に広まった飲み方。当時は輸入途中にお酒が劣化してしまい、風味が損なわれてしまうことが多かったことや、クセが強い中国酒をマイルドにするために広まったと言われています。
現在は高品質の老酒が輸入されるようになり、独特の甘みが楽しめるので、砂糖を入れずに味わってみてください。
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