ライター : muccinpurin

製菓衛生師 / 料理家

ピノがASMRを意識しはじめた…!?

Photo by muccinpurin

2020年6月1日(月)、森永乳業の人気アイス・ピノから「ピノ“プチカリッ”チョコミント」が発売されました。

見慣れた赤いパッケージが、夏の訪れを予感させる涼しげなミントブルーに衣替え。なんでも、今回のチョコミントは、ただのチョコミントではなくSNSを中心に流行中の、ASMRを意識して作られたのだとか……。

ASMRとは?

ASMRとは、Autonomous Sensory Meridian Responseの頭文字を取ったもので、読み方はエー・エス・エム・アール。人間が、聴覚や視覚への刺激で「心地よい」と感じる現象を利用し、SNSを中心にさまざまなASMR動画が投稿されています。

食べ物を使ったASMRといえば、ポテトチップスをパリパリと食べる音、ソースを付けた唐揚げを頬張る音、インスタントラーメンをすする音……などなど。#ASMR で検索をかければ、無数の動画がヒットします。

SNSの評判は…

食べる前にSNSでピノ チョコミントを食べた人の感想を見てみると、「素直においしい。でもASMRかどうかは不明……」「ASMRっぽさはよくわからないけど、チョコミント感は最高!」といった、ASMRに対してちょっぴり厳しめな声が多い様子。

ただ、ピノのチョコミント味そのものはおおむね高い評価を得ていました。

ピノ“プチカリッ”チョコミント

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「ピノ“プチカリッ”チョコミント」180円(税別/希望小売価格)
日に日に気温が上がり、すでにアイスが恋しいひとも多いはず。実は、暑くなり始めのいまがもっともアイスの需要が高く、新作アイスが多数発売されるんですよ。

そんななか発売されたのが「ピノ ”プチカリッ” チョコミント」。ミドルネームに“プチカリッ”が付いているところを見ると、メーカーとしてはかなりASMR感を推したい様子。

パッケージにもシュワシュワっと気泡がはじけるようなデザインが施され、なんとも涼しげです。

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ピノのパッケージを開けるときって、「今度こそはハートや星型が入っているのでは……」ってワクワクしません?今まで一度も入っていたことがないんですけどね。残念ながら今回もおなじみの丸型でした。

チョコミント味ということで、トレーまでミントブルー!食べる前からすでに涼しい気分になってきました。さっそくいただきます!

気になるASMR感は…

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半分にカットしてみると、淡いミントグリーンのアイスがお目見え。チョコチップが混ざっているタイプではなく、ミントアイスをチョコでコーティングすることでチョコミントを表現しているようです。チョココーティング部分にはミント風味の小さな粒が入っています。

気になるASMR感はというと……ごくごく小さくプチプチっとはじける感覚があるものの、シズル感がある、感覚を強く刺激する、というほどのものではありませんね。シャリシャリっとした粒が弾けて、ミント風味が強調される感じがしますよ。

ただ、ピノの魅力でもあるチョコのパリパリ感は健在なので、その点ではASMRっぽさがあります。

強めのミントに大満足!

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撮影した日は気温が高く、エアコンを付けてもみるみるうちにやわらかくなるピノ。チョコの食感を味わうために、撮影後に再冷凍して食べると、よりチョコのパリパリ感が強調されていました。やはり、ピノは冷凍庫から出してすぐのカッチカチに限りますね。

プチプチカリカリとはいきませんが、チョコミントアイスとしてはかなり完成度が高め。ミント風味が弱くチョコレートが勝ってしまう、なんちゃってチョコミントではなく、しっかりと口の中をミントが支配するしっかりさわやかタイプ。

ひと粒頬張るだけで、しばらくは体温が下がったようなクールな感覚を味わえます。これでこそチョコミント!やはり、SNSのチョコミント味への評判は正しかったようです。
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