
ライター : ☆ゴン
カフェやレストランなど外食関連の紹介記事を中心に、豆知識やおいしい料理のレシピなど、皆さまのお役に立つ情報を発信したいと思います。
シュバルツとはドイツ生まれの黒ビール
シュバルツはドイツ語で「黒」という意味で、焙煎した麦芽とホップを原料にして醸造される、文字どおりの黒ビール。下面発酵で造られるラガーで、ローストの香ばしさと苦み、かすかな甘み、ラガーらしいすっきりした味わいが特徴です。
アルコール度数は4~5%ほどで、色合いは褐色から黒まであります。同じ黒ビールである上面発酵のスタウトと比べて、アルコール分が控えめで飲みやすいことから、黒ビール初心者にも人気があるんですよ。
アルコール度数は4~5%ほどで、色合いは褐色から黒まであります。同じ黒ビールである上面発酵のスタウトと比べて、アルコール分が控えめで飲みやすいことから、黒ビール初心者にも人気があるんですよ。
シュバルツ誕生の歴史と代表ブランド
バイエルン地方の褐色ビール、ドゥンケルに代表されるように、昔のドイツビールは大半が濃色でした。そんななかテューリンゲン州のケストリッツ村で、16世紀半ばに創業されたケストリッツァー社が、さらに黒いシュバルツビールを造ったのがはじまりとされます。
また、文豪ゲーテがこよなく愛したビールとしても有名。肉や野菜を食べないゲーテは朝食から夕食まで、このシュバルツとパンだけを食べていたという逸話があるほどです。
また、文豪ゲーテがこよなく愛したビールとしても有名。肉や野菜を食べないゲーテは朝食から夕食まで、このシュバルツとパンだけを食べていたという逸話があるほどです。
シュバルツがおいしい温度と飲み方
芳醇な味わいの黒ビールはぬるめの温度が最適とされます。上面発酵のスタウトよりも少し低い8~11℃くらいが、ラガーらしいすっきり感もあっておいしいですよ♪
グラスはタンブラータイプがおすすめ。グラスに勢いよく注ぎ、泡の高さが半分以下になってから残りを静かに注ぐと、クリーミーな泡のシュバルツビールが完成します。
グラスはタンブラータイプがおすすめ。グラスに勢いよく注ぎ、泡の高さが半分以下になってから残りを静かに注ぐと、クリーミーな泡のシュバルツビールが完成します。
飲んでみたい!おすすめシュバルツ3選
1. ケストリッツァー「シュヴァルツビア」
500年近くも前にシュバルツの名を冠して造られた、ドイツが誇る本家本元の黒ビール。いまも昔と変わらない原材料を使用し、伝統的な醸造法で造られています。ゲーテだけでなく、鉄血宰相ビスマルクにビールの貴族と称賛された優雅な風味と、すっきりした飲み口で人気です。
2. ベアレン醸造所「シュバルツ」
岩手県盛岡市で、クラフトビールを醸造している企業が製造販売する商品です。南ドイツで100年以上も使用された、昔ながらの設備で造るいろんな種類のビールがおいしいと評判。なかでもシュバルツは香ばしさとまろやかさ、あと口すっきりな味わいで定評があります。
3. サッポロ「ヱビスプレミアムブラック」
日本が誇るプレミアムビールの雄、エビスが醸造している黒ビールです。上面発酵のエールではなく、下面発酵で造られるラガーですので、こちらもれっきとしたシュバルツスタイル。苦みは抑えめで甘さを感じるマイルドな味わいと、深いコクが多くのファンの支持を集めています。
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