ライター : macaroni_press

「Heichinrou Chocolat - 聘珍樓ショコラ -」第二弾

自由が丘で人気のチョコレート専門店「マジドゥショコラ」のショコラティエ、松室和海氏がコラボレーション。2019年に大好評だった「Heichinrou Chocolat - 聘珍樓ショコラ - 玫瑰露酒(メイクイルーシュ)」に続く、第2弾です。
今回は中国茶の龍井茶と東方美人茶、そして薬膳や漢方薬として珍重される杏仁と陳皮が加わっています。

新たな4種のチョコレートは、ボンボンショコラではなく、よりデリケートなテクスチャーの「生チョコレート」。それぞれの素材の持つ希有な味と香りを最大限に引き出しています。

新たな出会いがある全5種のチョコレート

価格:2,700 円(税別) 内容量:龍井茶2個、東方美人茶2個、杏仁2個、陳皮2個 合計8個入り

陳皮(チンピ)

中国ではとても重要な薬膳素材であり、漢方薬として処方されるお薬でもある陳皮。年代物であればあるほど、その香りは複雑かつ奥行きを増します。そのまま食せばほのかな苦味があり、食感も残ります。

ショコラティエ松室氏は、これにガーナとベトナムのカカオをブレンド。口どけのなめらかさがもっとも重要なファクターである「生チョコレート」に、大胆にもヴィンテージの貴重な陳皮を砕いてたっぷりと練り込み、さらにココアパウダーにも陳皮の粉を混ぜてチョコレートの表面に振りかけています。

杏仁(アンニン)

杏仁は、漢方としても処方される大変重要な薬膳素材です。独特の香りがあり、その香り自体にも気の巡りを活性化する働きがあります。ショコラティエ松室氏は、カカオの原種である「クリオロ」の生ホワイトチョコレートを採択することにより、杏仁の持つ稀有な香りと味をひと粒の中に凝縮。

クリオロのエクアドル産「アリバ種ホワイトチョコレート」を合わせ、クリオロのフルーティーでピュアなホワイトチョコレートに生クリームとプラスし、やわらかく煮込んだ杏仁を溶け込ませた、まったく新しい生チョコレートです。

東方美人茶(トウホウビジンチャ)

東方美人茶は、特殊な栽培方法で有名な台湾産の烏龍茶で、ウンカという体長5mmほどの小さな虫にかまれた芽や茶葉がある成分を分泌し、えも言われぬ味と香りを生み出すというとてもユニークなお茶です。その香りは熟した梨や蜂蜜に例えられ、味はコクと甘みが豊かなのだとか。

この素晴らしい香りを生かすため、杏仁でも使われた「アリバ種ホワイトチョコレート」を思い切って焙煎を強くして、カカオの酸味を軽減、コクと香りを強めて東方美人茶とのハーモニーを力強く表現しています。茶葉を生クリームと一緒に煮込むことで、凝縮された「ミルクティー」感の強い仕上がりの生チョコレートを、ぜひお楽しみください。

龍井茶(ロンジンチャ)

中国では緑茶といえば龍井茶で、香り、色、味、姿のすべてが素晴らしいことから「四絶」と賞賛され、中国十大名茶のひとつにもあげられています。

爽やかさと香ばしさを兼ね備えた非常に繊細な香りは、チョコレートにするにはむずかしい素材ですが、フレッシュな生クリームに茶葉を溶け込ませ、さらにコクが豊かでフルーティーな味わいの「パプアミルクチョコ」を合わせることにより、見事に龍井茶の個性を生かしています。

生チョコレートでしか表現できない、龍井茶の味と香りをお楽しみください。
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