ライター : souffle

食文化ライター / ワインエキスパート

ワインの分野にかぎらず、飲食にまつわる文化や雑学などの情報をいかしながら、生活をより豊かにしたいと思っています。食からできる美容や健康にも関心あり。ヨーロッパ関係好きです。

バレンタインの起源と由来

バレンタインデーは愛を伝える日。ローマ教皇が、男女の出会いの場であるルペルカリア祭の代わりにバレンタインデーを創ったのが始まりです。日本には戦前に外国人により紹介され、チョコレートを贈り女性から男性に告白する日として定着しました。

世界のバレンタインの歴史

【紀元後】バレンタインの起こり

ルペルカリア祭がきっかけ

古代ローマでは、2月15日に多産と豊穣を願うルペルカリア祭がおこなわれ、男女の出会いの場として人気がありました。しかし5世紀にローマ教皇が、異教のお祭りであるうえに若者の風紀を乱すルペルカリア祭を廃止。その代わりにキリスト教行事として、男女の結びつきを残したバレンタインデーを創りました。

ローマ教皇は、人気が高いルペルカリア祭を簡単に止めれなかったため、廃止の際にある伝説を利用したとされています。

聖ウァレンティヌス伝説

3世紀ローマ軍では若い兵士の結婚が禁じられていましたが、ふびんに思った聖職者のウァレンティヌス(バレンタイン)が若者をひそかに結婚させました。この行為に怒ったローマ皇帝が、2月14日に彼を処刑したとされています。

のちにキリスト教会はウァレンティヌスを聖人として認め、彼の命日と名前がバレンタインデーの創設につながったわけです。なお、ウァレンティヌスに関する伝説には諸説あり史実では確認できないため、現在キリスト教会は彼を聖人から除名しています。

【中世】イベントから「愛を伝える日」へ

中世になると、バレンタインデーが宗教行事から愛を伝える日へと変わっていきます。現存する最古のバレンタインカードは、1415年のもの。1400年代にフランスの詩人でもあるオルレアン公が、アジャンクールの戦いで幽閉されたとき妻に送ったものです。

【現代】海外のバレンタイン事情

海外では、男性から女性に贈り物をするのがほとんどです。プレゼントはお花やカード、香水やアクセサリーなどさまざまで、ふたりで食事を楽しむこともあります。国によっては家族や親しい人に贈り物をする場合もあり、カップルだけとは限りません。

お国柄がよくわかる日ともいえるバレンタイン。フィンランドでは、友人どうしでプレゼントを交換しあい楽しく過ごす「友達の日」ともされています。イスラム教のサウジアラビアでは、バレンタインデーを祝うこと自体が禁止です。
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